チビクロわ、ネットで偶然見つけた
展覧会のお知らせに、ときめきを感じて、
そう、それわ、びびっと、
これ好きなんじゃないの?という
直感ですにゃ。
だから、チビクロエリアからわ、
離れていたけど、千葉にやって来ましたにゃ。
千葉県立美術館
千葉市中央区中央港1-10‐1
「富取風堂‐洗練の素朴‐」

富取風堂さんわ、
1892年(明治25年)に東京に生まれ、
1983年(昭和58年)に没するまで、
千葉で暮らした日本画家ですにゃ。
展覧会のチラシわ、人気?で、終了で、
でも、美術館さんが用意してくれた
レポートからの情報を頂きましたにゃ。
日本画家松本楓湖が
主宰する安雅堂塾に入門して、
速水御舟や小茂田青樹たちと学んだそう
ですにゃ。
いくつかの画風の変遷をたどり、
色彩わ、鮮麗さを増して、
色面による構成へと表現様式を展開し、
セザンヌやゴッホ、マティスなどの、
色彩と構成をに影響をうけているように
思われますにゃ。
モチーフわ、草花、動物、魚で、
精緻な写生表現を残しつつ、
装飾性が加えられ、
自然の素朴な美を表現し、
確かな研究の成果として、
より理知的な画面へと展開するですにゃ。
素朴でありながら、粋で洒脱さがあると
評価されていますにゃ。
「市井の画家」であるという強い信念を
持っていたそうですにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
游鯉 其一 其二
ゆっくりと広がる波紋と、
優雅に泳ぐ鯉の交差を描いた
対幅の作品ですにゃ。
水しぶきに水面に映る藤棚が
とても美しいですにゃ。
絹地に着彩されているのですが、
色がきれいにのっていて、
本当に美しいのですにゃ。
構図わ、対角線を感じる配置で
伸びやかささがあるような気がしたですにゃ。
漁港の朝 漁港の夕
一枚の絵の中に異なる視点を持つ
作品ですにゃ。
そして、大胆な構図が目をひきますにゃ。
全体のひいた視点わ、風景画で、
岸壁に水揚げされた魚わ、細密に描かれていて
チビクロがいうことだから、
違ってると思うけど、
ヨーロッパの静物画をイメージしたですにゃ。岸壁わ、イエローだし、
海のグリーンわ、明るい色をしているから、
ゴッホにも影響をうけている気が
したですにゃ。
でも、それわ、風堂という画家を通して、
すっかり日本画と融和しているから、
違和感わ、全然なく、カッコいい作品だなと
思ったですにゃ。
初夏
ポピーと思われる花が、つぼみ、
咲いているもの、花びらの落ちたものとあり、
花びらの落ちたものを中心に構図が
配置されていますにゃ。
うすれ陽
おいしそうな果物がたくさん実っているのだけど、それが、夕日に照らされて、まるで、
発光しているようにみえて、美しいですにゃ。
富取風堂の作品わ、
研ぎ澄まされているのだけど、
それを意識させない良さがあって、
それわ、「市井の画家」としての心意気であり、お人柄を思わせるものかなと、
思ったですにゃ。
チビクロが、知らないだけだと思うけど、
近年その名前が、埋もれてしまっていたのわ、
残念なことですし、今回、回顧展として、
多くの人が見ることができたのわ、
素晴らしいことでしたにゃ。
千葉まで頑張ってきたかいがありますにゃ。
素晴らしい展覧会を見ることができて、
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。