東京までお出かけしたチビクロわ、
今日わ、ふちょうだから、もう帰るかなと思ったけど、せっかく電車でゴトンごとんしてお江戸まできたから、日本美術の展覧会にもう一つ行くことにしましたにゃ。
※この展覧会わ、終了していますにゃ。
「江戸時代の美術 軽みの誕生」
出光美術館
江戸時代の画家狩野探幽わ、後水尾天皇に「絵はつまりたるがわろき」と言ったそうですにゃ。画面に全部描いちゃうのでわなく、ゆとりや隙を感じさせるのがよいという意味らしいですにゃ。詰まっているのわ、美しくないということですかにゃ。こういう価値観わ江戸時代全般にあったそうですにゃ。
チビクロ気になった作品ですにゃ。
6.叭々鳥・小禽図屏風 狩野探幽
竹林が水墨の見事な濃淡で描かれていますにゃ。具体的な姿わ、鳥だけで、作品から減筆する探幽ですにゃ。広大な余白に描かれた松の幹や葉わ、水墨のにじみとかすれがあらわしていますにゃ。
見た印象を最小限にして表す、まるで抽象画みたいなところが、ありますにゃ。
空白がキモチよくて、気に入って長い時間みていましたにゃ。
30.吉原遊興図屏風 古山(菱川)師重
お台所でわ、魚をさばき、タコを洗い、大根などの野菜がおかれている様子ですにゃ。きっとお客様に出すごちそうの準備をしているのでしょう。ちかくで犬がうかがっていますにゃ。
33.四季日待図巻 英一蝶
やはり、お台所が目についてしまいますにゃ。やっぱり食べることわ一番の関心事ですにゃ。伊勢海老が籠にもられ、大きな魚がさばかれ、庭でわ、鴨?をしめている様子ですにゃ。奥でわ、大きなお鍋がかけられていますにゃ。となりの間では、宴会が楽しそうですにゃ。正月、5、9月吉日に身を清めて夜を徹し、日の出を待つ祭事、日待の情景ですにゃ。
34.十二カ月花鳥図添付屏風 酒井抱一
抱一晩年の作品ですにゃ。
花や鳥の組み合わせで月ごとの情趣を表していて、色彩の美しさと明快なかたちが特徴な作品ですにゃ。
1月に描かれているスミレとつくしの作品が好きですにゃ。
抱一の作品が静かで、やさしさに満ちていて、ボクわ、なぜだか泣きたくなったですにゃ。
出光美術館わ駅から近いし、チビクロの好きな日本美術の素晴らしいコレクションかあるのでお気に入りなのだけど、25年頃建て替えのため、一時閉館の予定なのですにゃ。
今日も、素晴らしい展覧会を見ることができて、ありがとうございますにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。