チビクロわ、読書しましたにゃ。
この作品わ、
読んだ後、なんか
今日もお読み頂き
この本わ、図書館で予約をして
半年間も順番待ちだったですにゃ。
ホントわ、チビクロわ、前にも
三浦しをんさんの作品を読んだことが
あって、エッセイとか、書評が
おもしろくて好きな作家さんなのだ。
だから、ホントわ、購入したいとわ、
思うのですが、おサイフ事情で
図書館を利用しちゃってるのですにゃ。
「愛なき世界」三浦しをん
中央公論新社
この作品わ、
読売新聞に連載されたものなのですにゃ。
かなり厚みがあるけど、語り口わ、
やさしくて、どんどん読んでいけちゃう
ですにゃ。
洋食屋さんで働く藤丸君と、
大学院で、植物学を研究する本村さんと、その周りの人たちのお話なのですにゃ。
引用しますにゃ。
本村さんわ、こう言います。
「植物には、脳も神経もありません。
つまり、思考も感情もない。人間が言うところの『愛』という概念がないのです。それでも、旺盛に繁殖し、多様な形態を持ち、環境に適応して、地球のあちこちで生きている。不思議だと思いませんか?」
「だから、私は、植物を、選びました。愛のない世界を、生きる植物の研究に
すべてを捧げると決めています。
だれともつきあうことはできないし、
しないのです。」
植物の遺伝子研究にわ、
シロイヌナズナという植物を使うらしいですにゃ。
専門的な理系のお話だけど、
理科のことを知らなくてもわかるように
かかれているですにゃ。
顕微鏡で、シロイヌナズナの葉を
観察する場面があるのだけど、
「そこに広がっていたのは、
銀河だった。暗闇のなかに、無数の銀の粒がちらばっている。」
表現が美しいから、チビクロも、 顕微鏡で見える細胞を、ぜひ、見てみたいと思ったですにゃ。
知らない未知の世界を知りたいと情熱を燃やす人と、その姿を美しいと思う人が
いるですにゃ。
三浦しをんの作中にわ、
明るく生き生きと
人物が描かれるのだけど、
濃厚な死の存在も必ずあり、
光と暗闇との対比がされるですにゃ。
暗闇があるから、光があり、
光があれば、影があって、
暗闇があるのか、
切り離せない問題ですにゃ。
読んだ後、なんか
すがすがしい気持ちになりましたにゃ。
素晴らしい作品
ありがとうございましたにゃ。
三浦しをんさんの、他の作品も
読んでみようと思ったのでしたにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。