チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「北斎とジャポニスム」西洋美術館 @上野駅

2018-01-14 20:00:00 | 美術館 博物館

チビクロわ、上野にいますにゃ。

「北斎とジャポニスム
HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」
国立西洋美術館


ちらしより引用しますにゃ。
※セザンヌが気付いたモティーフ
(同一モティーフを繰り返し描く
連作という方法を北斎から学んだ)
※ドガを刺激した、ポーズ
カサットが愛した、気ままさ
※ゴーガンが描いた、シンプルさ
※ゴッホを魅了した、自然
※モネが学んだリズム



今回たくさんの作品が出品されて
いましたが、チビクロわ、
ドーム兄弟や、エミール・ガレなどの
工芸品の作品がいいなぁと
思ったですにゃ。
140.ドーム兄弟 花器:マロニエ
142.エミール・ガレ
パネル:枝垂海棠
縦長のデザインわ、
掛け軸とか浮世絵を
イメージするし、
美しい植物が繊細に
描かれていて、うっとりするにゃ。
145.ドーム兄弟花器:雪景
146.エミール・ガレ
キャビネット《冬のキヅタ》
梨材で作られていて、
寄せ木細工も使われているような
優美なつくりですにゃ。
ガレのガラスの作品わ、
今回いぱい出品されていて、
ガレ特有のスモーキーな色具合や
デザインが見ることができて
よかったですにゃ。
148.アーノル・クローウ花器:梅
150.バカラ社:竹林
116.ルイス・コンフォート・
ティファニー ランプ:トンボ

フランス、アメリカだけでなく
北欧にまで、北斎が影響を与えていた
なんて、驚きですにゃ。



パリのロダン美術館からきていた
199.カミーユ・クローデル 波 わ、
北斎がよく描いていた海景の波の
イメージが立体に表わされているし、
オニキスという素材感が
カッコよかったですにゃ。


北斎わ、人気だから、
会場わ、混雑しているけど
浮世絵や印象派が好きなら、
ぜひおすすめの展覧会ですにゃ。

今日もすばらしい美術との出会い
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「アンセル・アダムス展」富士フイルムスクエア@六本木駅

2018-01-10 20:00:00 | 美術館 博物館

クリスマスもお正月も
終わったけど、まだ
2017年のことを書いちゃってる
チビクロわ、だらだら病に
かかっているみたいで
大変失礼しますですにゃ。

この展覧会わ、終了していますにゃ。
富士フイルムスクエア
開館10周年記念写真展
「20世紀の巨匠 
美と崇高の風景写真家
アンセル・アダムス」



大澤友貴さん(フォトクラシック)の
チラシ解説より、
引用しますにゃ。

「本展の見どころは、
アンセル・アダムス自らが制作した
完璧な銀塩写真です。
銀塩写真は、1880年なかばに
発明され、19世紀末から最も広く
使われている印画紙の総称で
ゼラチン・シルバー・プリントや
銀塩プリントとも呼ばれます。」


略「感光性が高く、豊かな階調を
持つことが特徴で、
ネガフィルムからの再製作や
引き伸ばしによる画像の拡大もでき、カメラやフィルムと合わせ、
アナログの写真技法のシステム
として、完成されたものです。
アダムスは、
このような銀塩写真のもつ
潜在的な可能性を極限まで引き出し、
雄大な自然の中に見出した美と
崇高の風景を写真で表現してきました。」


気に入った作品わ、
「マンザナールから眺めたウィリアムソン山」
「アスペンス,ニューメキシコ北部」
「月とハーフドーム,ヨセミテ・ヴァレイ」

雄大な自然に
アンセルさんが考えた構図わ、
余分なものを削ぎ落とし
完璧な美しさを
チビクロわ、感じたですにゃ。

どうやら銀塩写真わ、
現像にも秘密があるみたいですにゃ。
「ネガは、楽譜であり、
プリントは、演奏である。」

またまだ知りたい
アンセル・アダムスの
作品ですにゃ。
今日わ、素晴らしい作品との出会いに
感謝して、
ありがとうございますにゃ。

本日お読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「光彩の巧み-瑠璃・玻璃・七宝-」五島美術館@上野毛駅

2017-12-14 20:00:00 | 美術館 博物館

チビクロわ、世田谷の上野毛駅より
10分くらい歩いた美術館に
行きましたにゃ。

この展覧会わ、
終了していますにゃ。
「特別展 光彩の巧み
瑠璃・玻璃・七宝」
五島美術館




チラシより引用ですにゃ。
「文様をガラスで満たす装飾の
わざは、西方から長い旅路をへて、
中国にわたり、日本では、七宝と
呼ばれました。古代の飾り金具から、
皇帝や大名の室内装飾、茶の湯道具
や文房具まであふれる色彩が
放つ耀きと巧みの技を約100品の
名品でたどります。」

構成
第一部 瑠璃・玻璃のかざり
第二部 東洋七宝の萌芽
第三部 茶の湯と七宝
第四部 琺瑯の香気
第五部 身にまとう耀き
第六部 机上の巧み
第七部 調度の光彩

チビクロわ、
三井記念美術館で見た
七宝の作品が印象に残って
七宝について、いろいろ見てみたいと
思ったですにゃ。

こちらわ、ロビーに展示がされていた
撮影が許可されている作品ですにゃ。

龍文七宝大香炉 五島美術館蔵

美しい色合いと
細かな文様が惹かれるですにゃ。
ぴかぴかして、
大きく、立派ですにゃ。



七宝の歴史がずらりなのですにゃ。
細かな模様の作品も多いので
単眼鏡をもっているとよいなと
思ったですにゃ。

チビクロが気になった作品ですにゃ。

84.重要文化財
名古屋城本丸御殿襖 
愛知・名古屋城総合事務所
狩野探幽
なんと、狩野探幽ですにゃ。
琴棋書画図の一部で
金粉が晴れやかにつかってあり、
画面からそよ風が吹いてくるような
空気感が伝わってくる
素晴らしい作品だったですにゃ。
真ん中に大きな木がある構図で
右にわ、絵を見ている人たちが
いるですにゃ。
将軍様もご覧になられた
作品ですにゃ。
きっともう二度と見ることが
できない貴重な作品ですにゃ。

お城の柱に打った釘を装飾的に
隠す飾りとして、釘隠というものが
あって、釘隠に七宝の技術が
使われたですにゃ。

チビクロ気に入った模様が
ありますにゃ。

93.梅枝文七宝釘隠
京都・細見美術館
手折った梅の枝のようなデザイン。
生けてあるみたいですにゃ。

94.雪笹文七宝釘隠衝立
雪を少しかぶった笹の葉ですにゃ。
その笹の葉先が少し枯れているところに、 繊細な植物へのまなざしが
感じられて、チビクロわ、きゅんと
してしまいましたにゃ。

デザインが優れた釘隠わ、
後世、茶の湯のセンスのよい人達に
リメイク?されて、
手焙や香合、衝立などに
され、 大事にされたそうですにゃ。

今日わ、しみじみと、
名品を鑑賞することができて、
うれしい時間ですにゃ。
素晴らしいアートとの出会い
ありがとうございますにゃ。 本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。





「トーハク2017.11総合文化展」@上野駅

2017-12-06 21:00:00 | 美術館 博物館

トーハクにいるチビクロわ、
本館へと向かったのですにゃ。
この展示わ、11月のものですにゃ。

チビクロが気になった作品を
ご紹介ですにゃ。

こちらの画家さんわ、
京都四条派の流れをくむ
お方ですにゃ。
帝室技芸員にもなったそうですにゃ。





動物植物へむける眼差しが
やさしい画家さんですにゃ。
仕草の愛らしい小熊さんですにゃ。



立派な松の屏風ですにゃ。
松わ、神様のやどる木と
いいますにゃ。



大師匠円山応挙ですにゃ。

吹きすさぶ風、うねり、姿を変える
波が、カッコイイですにゃ。



金箔のちらしが空気感を
表しているようですにゃ。
空白部分も存在感があるですにゃ。



好みの作品と偶然出会い、
その良さをしみじみと
鑑賞できる時、
なんともいえない
楽しい時間ですにゃ。

今日も素晴らしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「運慶」トーハク@上野駅

2017-11-30 22:00:00 | 美術館 博物館

トーハクにいるチビクロわ、
引き続き、展覧会を見たですにゃ。

この展示わ、終了していますにゃ。
「興福寺中金堂再建記念特別展
運慶」展




構成
第1章運慶を生んだ系譜-
康慶から運慶へ

第2章運慶の彫刻-その独創性

第3章運慶風の展開-運慶の息子と周辺の仏師

チラシから引用ですにゃ。
「日本でもっとも著名な仏師運慶。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて
活躍し、まるで生きているかのような写実性と精神的な深みに富む作品を
生み出しました。」
「運慶は、生涯に多くの仏像を造ったとみられますが、現存する運慶作あるいはその可能性が高い仏像は、31体という見方が一般的です。各地で
大切に守り継がれてきたこれらの仏像のうち本展覧会には、過去最多の
22体が結集する、空前の機会となります。また、運慶の父・康慶、息子の湛慶、康弁ら親子三代にわたる作品を通じて、日本の彫刻史に燦然と輝く
一時代を築いた作風の樹立と継承を
たどります。」

展覧会わ、すごく人気で
たくさんの人がいて、
入場するまで30分ぐらい
待ったのですにゃ。
会場にはいっても、かなり
混雑していたのですにゃ。

チビクロわ、
人混みにくらくらしちゃった
ですにゃ。
だから、
全体をざっくり見て
事前に見たかった作品に
突進することにしたですにゃ。

32「子犬」
まるまるした小犬が
とてもかわいいですにゃ。
愛らしい表情が、木の素材の
ぬくもりに、うまく
調和してるですにゃ。
円山応挙や、伊藤若冲が描いた
カワイイ二次元の犬の絵わ、
いろいろあるけど、
三次元である立体って、なかなか
ないですにゃ。
日本美術カワイイの元祖なのかも
ですにゃ。

35「天燈鬼立像 龍燈鬼立像」
天のほうわ、
腹筋が、
6個に割れたシックスパックだし、
筋肉の動きが、気合いを
あらわしてるみたいですにゃ。

龍のほうわ、
コミカルってゆうか、
かわいい感じで、
でも、高い技術があるから、
伝わってくるですにゃ。

ミケランジェロもびっくりな
運慶たちの作品ですにゃ。
木が豊富な日本での
彫刻作品に誇らしいキモチに
なったですにゃ。

素晴らしい作品を
見ることができて
ありがとうございますにゃ。

本日わ、お読みいただき
ありがとうございますにゃ。