チビクロわ、出かけましたにゃ。
今日わ、港横浜の、馬車道ですにゃ。
※この展覧会わ、終了していますにゃ。
「あこがれの祥啓 啓書記の幻影と実像」
神奈川県立歴史博物館
祥啓わ、室町時代後期、
鎌倉建長寺の画僧さんで、
肖像画もないし、生没年月日も
わからない謎の多いお方なのだけど、
足利幕府に行って、足利家の
芸術顧問同朋衆の
能阿弥、芸阿弥、相阿弥と親交、
三年間勉強したという事実が
分かっていて、その時に
足利三代義満や六代義教がコレクションした中国絵画(細密花鳥画など)を
見せてもらったのでわないかと、
思われているそうですにゃ。
28.花鳥図 祥啓
室町時代 15世紀
神奈川県立歴史博物館
この展覧会のメインビジュアル(チラシに大きくのってる絵)の細い枝に
とまる黒灰白色の小鳥の絵ですにゃ。
お手本わ、南宋院体画らしいですにゃ。
葉の表裏のかき分け、くるっとカール
する葉の先が、やさしい感じが
する作品ですにゃ。
枝わ濃く短い線で、葉わ淡く長い線で、
かき分けていますにゃ。
実わ、この木わ、金木犀でわ?といわれていて、よくみると、うっすらと
小さなお花の痕跡?がありますにゃ。
植物の細密画って、大好きで
スペインのボデゴンとか、
オランダの細密画とか
ボタニカルアートとか、
見ると、ときめくですにゃ。
技法の違いとか理解できたらいいのに…
祥啓わ、後の絵画に強く影響を与えていて、後の日本絵画の源流になったのでわと、思いましたにゃ。
お手本のお手本ですにゃ。
49.寒山拾得図 興悦
旧ピータードラッカー山荘コレクション
巻物、ホウキ、不気味な人といえば
寒山拾得、今日の作品も味わい深い
お顔ですにゃ。
ピーター・ドラッカー氏の
日本画コレクションわ、すごくよくて、
以前展覧会に行ったことがあって、
そのお名前を目にして、
ちょっと感激ですにゃ。
前期と後期ほぼ総入れ替えだったみたいで、前期も見たかったですにゃ。
残念でしたにゃ。
チビクロのおサイフわいつもカラッポだから、図録わ、買わなかったけど、
やっぱり欲しかったにゃ。
ボクわ、偶然、作品解説を聴くことができましたにゃ。作品も素晴らしかったけど、わかりやすい説明や構成など学芸員さんの作品への愛が感じられましたに
ゃ。室町時代など古い時代の作品にだけど、親しみを感じながら鑑賞できたのわ、やはり学芸員さんのお力だと思いましたにゃ。見てよかった!と思った
展覧会でしたにゃ。
久々の展覧会だったから、
鎌倉時代にタイムスリップ?ってぐらいにじっくりよく見ましたにゃ、
あ、でもガラスわ触ってないですにゃ。
安心してください、大丈夫ですにゃ。
今回展覧会が行われた神奈川県県立歴史博物館わ、古い建物で外見わ荘厳で、
内装も扉やガラスがレトロで味わいがあるので、今度から特別展を
要チェックして、
また来たいと思いましたにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。