チビクロわ、山手線に乗って
恵比寿駅に移動しましたにゃ。
「TOPコレクション
メメント・モリと写真
死は、何を照らし出すのか」
東京都写真美術館 2階展示室
「メメント・モリ」わ、ラテン語で
「死を思え」を意味する言葉ですにゃ。
ヨーロッパキリスト教において、
骸骨と人間が踊る様子を、描いた
「死の舞踏」(ダンスマカーブル)と
生の無常観や、死の平等性、そこからの、魂の救済を示したキリスト教の教義が結びつき、人々に広まったそうですにゃ。
構成
序章メメント・モリと『死の像』
国立西洋美術館所蔵のハンス・ホルバイン(子)『死の像』の木版画が展示されていますにゃ。
第1章メメント・モリと写真
第2章メメント・モリと孤独、そして
ユーモア
第3章メメント・モリと幸福
第1章にわ、ユージン・スミス、
ロバート・キャパ、澤田教一の
戦争を写した作品が印象的でしたにゃ。
セバスチャン・サルガドの作品
《コレム、エチオピア(砂漠の4人)》
飢饉により移住を余儀なくされた人たちを写した作品わ、まさに、
死が隣り合わせの逃避行ですにゃ。
この人たちわ、今生きているだろうかと
考えてしまうですにゃ。
「抗うことのできない境遇にある人間の
無常観を強烈に印象づける」という解説にうなずくしかありませんでしたにゃ。
この展覧会で写真作品と本を展示している藤原新也氏によると、資本主義わ、
人間生活の拡張を目指しているから、
その原則に反するものわ、隠蔽する傾向が生じるというですにゃ。
(略)そのネガティブファクターが
「死」であるが、
東日本大震災による死、原発事故、
コロナパンデミック、兵器の蕩尽の側面を持つウクライナ戦争が意味するのわ、
今までの資本主義の一つの結末なのでわ、と語りますにゃ。
(一部略)
中世の人々わ、死の図像により、
誰もが死ぬという運命を自覚することで、逆に生きることへの
積極的意味を見い出そうと、
したらしいですにゃ。
チビクロわ、今回
セバスチャン・サルガドの作品を
初めて見ましたにゃ。
そのテーマと、シンプルな構図が
表すメッセージの強さを感じましたにゃ。今度写真集を見てみたいと
思いましたにゃ。
難しいテーマですが、
選びぬかれた写真と解説で
構成されていて、
時間を忘れて、鑑賞しましたにゃ。
担当学芸員さんのご苦労を
感じましたにゃ。
ボクわ、美術館ニュース別冊ニァイズが
大好きで、いつももらっていますにゃ。
ご興味を持たれた方わ、
ぜひご覧くださいですにゃ。
素晴らしい作品との出会いを
ありがとうございましたにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。