チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「杉本博司 今昔三部作/趣味と芸術-味占郷」

2016-01-04 21:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、
出かけましたですにゃ。

「開館20周年記念展
杉本博司 今昔三部作
趣味と芸術-味占郷」
千葉市美術館




暗闇の中に
明かりと共に
浮かぶ作品たち。
その見えかたわ、
おそらく完璧に計算されて
いるに違いないと
確信したですにゃ。

会場の研ぎ澄まされた
美しさわ、
独特で
まるで
異空間なのですにゃ。

今回の作品達わ、ニューヨークの
杉本スタジオから
貸し出された16点の大判プリントですにゃ。

<海景>

チビクロが言うことだから
違うと思うけど、
この写真わ、
現実の海であって
そうでわなく、
抽象化した海であり、
海でしかないのですにゃ。
現在であり、過去でもある
ですにゃ。

<劇場>

すべてのことわ、
幻 なのでわ。

<ジオラマ>

アメリカの博物館のジオラマを
写した作品ですにゃ。
フィクションとリアル。
真実ってなんだろにゃ。



「月下紅梅図」
なんというたたずまい。
日本美術に造詣が深い
作者だからできる作品ですにゃ。
また、もともとの作品に
力があるから、
言い方が違うと思うけど
スピンオフみたいにしても
生きているのかなぁと
思ったですにゃ。





須田悦弘作品とのコラボも
すばらしいですにゃ。
まるで屏風の梅の花が
こぼれ落ちたみたいですにゃ。

<華厳の滝図>

「那智の滝図」の
21世紀版ですにゃ。
違和感まったくないですにゃ。
展示の前に置かれていた
古い木とガラスのブロックが
またフンイキあってると
思ったですにゃ。


「趣味と芸術」わ、
平安から江戸時代の古物を中心に
西洋伝来の品々、昭和の珍品をも
含む杉本コレクションを
使い、27の床のしつらえを
作家自ら作ったものだそうですにゃ。
「謎の割烹味占郷」という
企画の中で、
ゲストにふさわしい
掛軸と置物を選んで構成した
床飾りだそうですにゃ。
お茶のたしなみがあれば
もっと意味がわかって
たのしめるのでわないかと
思ったですにゃ。

チビクロわ、
スマフォのカメラだし、
お写真が下手だから
全部の、撮影わ
あきらめたですにゃ。
でも、気になるものを
写してみたですにゃ。














こんな展覧会わ、
見たことなかったし、
きっとこれからも
ないような気がして
伝説の展覧会になるのでわ、
と、チビクロわ
思ったですにゃ。

日本美術への造詣と、
独自の審美眼、
ブンメイへのアイロニーを
感じたですにゃ。

すばらしい展覧会
ありがとうございますですにゃ。



2015年の 美術さんぽ わ、
これにて
終了ですにゃ。

お読み頂き
ありがとうございます
ですにゃ。

次回、
なんと
2015・美術館展覧会
チビクロ ベスト10
発表しちゃうにゃ。
ドキドキするにゃ!