チビクロわ、読書しましたにゃ。
「横浜駅SF」柞刈湯葉
(イスカリユバと読みます)
角川BOOKS 2016年刊
チビクロが横浜駅を利用してた頃、
確かにいつも工事していたですにゃ。
布で仮舗装された通路、天井わいつも
むき出し、コーンわ、どこかしらいつも置かれていたですにゃ。
そ、それが、いつの間に自己増殖を繰り返し、本州全てが横浜駅になってしまったという未来の物語ですにゃ。
生物学者である作者わ、あとがきで書いていますにゃ。イリヤ・プリゴジンは、物質やエネルギーが絶えず流入・流出を続けることで全体の秩序が保たれる状態を「散逸構造」と呼び、その理論で1977年のノーベル賞を受賞していているそうですにゃ。この作品わ、この考え方の影響をうけているそうですにゃ。
有名SF小説の題名がリメイクされた6編にわかれてますにゃ。とんでも設定だから読みやすくわないけどボクわ結構気に入っちゃったですにゃ。チビクロわ、4章に出てくるJR北日本のアンドロイド工作員ハイクンテレケとJR福岡社員トシルのかみ合わない会話がつぼですにゃ。人間の先輩より通りすがりのアンドロイドとの方がコミニュケーションができるトシル。人間同士だからわかり会えるというのわ、もしかしたら勘違いなのかもしれなくて、共感というのわ、個体の人格及び人間性において生じる現象であるのだ、なんてにゃ。
今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。