仕事が忙しくてなかなか作業が進まないうちに半年が過ぎていた。
この間、それでもかぐや姫のぺディスタルが頂上まで築き上がり、一階の仮の床も少し張れた。早くから組み上げていた場所は雨風で汚れてはいたが、元々雨ざらしを想定していたため防腐処置をしておりそれほどの痛みはない。
天気のいい日に眺めると、天文台というよりは中世の砦のようだ。
この数日後、中央のひときわ高い杉の木に災難が降りかかるとは、この時もちろん予想もしていなかった。
この間、それでもかぐや姫のぺディスタルが頂上まで築き上がり、一階の仮の床も少し張れた。早くから組み上げていた場所は雨風で汚れてはいたが、元々雨ざらしを想定していたため防腐処置をしておりそれほどの痛みはない。
天気のいい日に眺めると、天文台というよりは中世の砦のようだ。
この数日後、中央のひときわ高い杉の木に災難が降りかかるとは、この時もちろん予想もしていなかった。