宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

小さな光の使者に会うために

2009年11月22日 14時23分52秒 | Weblog
2002年の再来か、今年のしし座流星群はいつになく騒がれた。18日は平日だからみかんの丘に上がるのは無理だ。だから自宅の近くで写真を撮ることにしていた。
ところが前日は朝からべた曇。深夜まで待ったが一向に晴れてくれない。仕方なく布団に入ったが、気になって午前3時過ぎに目が醒めた。窓を開けると星が瞬いている。
寝ぼけ眼で服を着て、ワイドレンズを付けたカメラと三脚だけを持って車に乗り、家から200メートルほど離れた川土手に向かった。
寒い。風が強い。三脚に載せたカメラが揺れるほどの強風だ。車の陰に隠れるようにうずくまりカメラの感度800で40秒ずつ露出していく。どうか現れますように。流星は、ほうき星がその道筋に落としていった塵の帯だ。地球がその塵の帯に突っ込む時、大気との摩擦で塵は光を放つ。その光を調べると、太陽系の生い立ちが分かると言う。
予想では1時間に100個くらいは見えるはずだったが、1時間待ったのに流れ星はひとつも見えない。おおはずれかな、そう思って苦笑しながら家に帰る。それでもとデータを調べると、たった1個だけ写っていた。
でも、あれ、この流星はしし座から出ていない。散在流星か。ただ、特徴は明らかにしし座のものだった。うす黄色い色、消滅直前のバースト。
お前は誰?まあいいか。この夜流れたのだし。しし座にしとこう。というわけで、これはしし座流星群のひとつです。
コメント (1)
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