宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

空の通り道

2011年02月02日 05時55分43秒 | Weblog

ただの愚痴になるが、このみかんの丘で写真を撮っているといつも思う。飛行機というものは利用するには便利が良いが、星の写真を撮る時には極めて不都合な存在だ。これまでにも何度か書いてきた通り、星雲の写真を撮ろうとして一番気になるのが飛行機だ。何しろ、みかんの丘では夕方から午後10時ごろにかけて、ジェット機のエンジン音がひっきりなしに聞こえている。
この前の日曜日に冬の星座を撮った時も、多い時は見回すと同じ空に6つ以上の機影が確認できた。撮影に使っているのは画角の広いワイドレンズだ。だから写り込む確率が高い。カメラのファインダーの中に飛行機の明かりが有ると、そいつが居なくなるまで5分でも10分でも冷たい北風の中をじっと待っていなくてはならない。よし消えたとシャッターを開いたとたん空に光が瞬き始める事もある。

わずか20秒露出している間にこんな賑やかな写真が撮れてしまうことさえ珍しくない。まして10分も露出していると上の写真のように航跡の乱舞を記録する事になってしまう。言い訳になるかも知れないが、これでもシャッタを開いた時は機影など見えなかったのだ。

普通は失敗作としてボツる写真だが眺めていてふとアップする気になった。アップしたとたん、これも作品に見えてくる。不思議なものだ。

 

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