赤い月を堪能しているうちに皆既月食は終わり、月は地球の影の左側から外に出始めた。明るさが増してゆく。そうだ、空が完全に明るくなる前にアンドロメダ星雲とのツーショットを撮っておこう。
大きいカメラを望遠鏡から外してズームレンズを取り付け、赤道儀に載せる。あの辺りかな、肉眼ではもうほとんど分からなくなったが、アンドロメダ座の星を辿って星雲のある辺りに目星を付けた。焦点距離28ミリ、カメラ感度800、絞り3.5、露出50秒。撮影後、カメラを外してモニターを見ると、何とか両方がフレームに入っている。まずまずの成功。空のコンディションから見てこれ以上は無理だろう。残りの星空を見渡して思う。今夜はもう撮れるものは無いかな。
地平線の雲がかなり厚くなってきた。時刻は午後9時前。そろそろしまおうか。無理やり休んだ平日。明日はもちろん仕事だ。今夜も堪能できた。ありがとう星たち。次は澄み切った夜空を期待しています。
左側から明るくなってきたので、不思議だな~と感動しました(笑)