世間を騒がしている「紫金山・アトラス彗星」を何とか捉えられないか。先月の末からずっとその機会を狙っていた。しかし、仕事が立て込んだ上に明け方の天気が最悪。仕方が無い、太陽接近(近日点)の後を狙う事にしたが、なかなかその暇が無い。そしてようやく今日の夕方、仕事を早めに切り上げて帰宅の途中に川土手に上がった。
時刻は午後6時過ぎ。彗星が居るはずの西の空はまだまだ明るい。それでも金星だけは何とか見えていたが、お目当ての彗星はいくら目を凝らしても分からない。そのうちやや北にもう一つの明るい星が見えてきた。たぶんうしかい座のアークトゥールスだ。だとしたらお目当てはその中間あたりにいるに違いない。と見えない星を目当てにシャッターを切る。
Canon EOS R、レンズはCanonの28-135でほぼワイドいっぱいだ。露出はF3.5の1.3秒で撮ってみた。
露出を変えて何度かシャッターを切ってみたが、帰ってパソコンのモニターで見ても写っているかどうか分からなかった。そこであてずっぽうで画像処理をしてみたら、金星とアークトゥールスの間に、いた。とても淡い核。それでも左上にわずかに尾も見える。それの写真がこれだ。分かるだろうか。画像の中央あたりに彗星の淡い姿が写っている。
その彗星のあたりだけをアップしたのが一番上の見出しの画像。周囲に点々と見えるのはへび座の星たちだ。
天気図を見ると明日の夕方もなんとか晴れ間がのぞきそうだ。希望が持てるかな。と思って明日に掛けてみる事にした。
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