アンドロメダとの境に近いペルセウス座に何となく散漫な星団がある。ガイドブックなどでは、双眼鏡で見ごたえがあると書かれているが、実際に眺めると天の川に埋もれて意外に見栄えがしない。今まで撮った事が無かったので、テスト撮影の対象にしてみた。カメラのファインダーからのぞくと、星団の中心は分かるが、どこまでが星団なのかがはっきりしなかった。
地球からの距離は1400光年。およそ100個の恒星から成り、その広がりは満月よりも大きいと星の本には書かれている。つまり、この画像に写っている明るい星のほとんどがM34の星だということだ。同じ散開星団でもペルセウスの双子やプレイアデスなどに比べてなんとインパクトの少ない星団なんだろう。これって、つまりふやけていると言う事ではないか。
それはともかく、星団の中の星はゆがんでいる上に回転している。光軸だけでなく極軸も狂ってるのかな。次に撮る前にはきっちり直そう。いずれにしても寒さが厳しくなったし、このあたりが潮時かな。時計の針は午後11時半を少し回っていた。冬の大三角に手を振って丘を降りた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます