中古本の市場がここからすでに崩壊が始まっていると思います。同時に価値ある中古本や緊急に欲しい人々はプレミアム付きでアマゾン等から購入することが可能になっています。
東大前の本郷通りに接して多数あった古本屋のうちからかなりの書店が廃業するか移転してしまっているのかシャッターが下りたままとなっています。とても残念な気がしますが、主な顧客であったと思われる大学生などの若者には科学や論文等の発表資料等に関しては、すでに学会ごとの論文のデータ化が進んでいる事もあるのか、あるいはアマゾン等で購入を済ませてしまうためなのか羽定かではありません。
本郷通りに面した古本屋街は新進の東大生が対象としたらマーケテイングの観点からすでに事業を継続することが難しいようです。
しかし神保町の古本屋街には相変わらず人が集中してきている。神保町の古本市場は主体が年寄りを中心にしていろいろな方々が寄り合ってくる場所となっている。多様な価値観の書籍類が蝟集していて、そこから掘り出し物を見つけ出すという楽しみが大きい。
また多様な催しや、大手書籍も複数あり、話題の中華街化ということも重なって、秋葉原文化とも異なる、好奇心を満たしてくれる、地域の一大文化センターとして、今後ともさらなる活性化の可能性が高い。 単なる中古本を探して気にいったら購入するという目的があっても、それと同様にしてより一種の文化面での探検に行くという楽しみが優先されている感じを受けています。それが本郷通りの中古本の街並みとは違う動きに結びついてきているようです。
プレミアの付く中古本とそうでないものが、評判という形で数値化されて表示される。典型的なamazon+kidle効果の出方であると考えられます。中古品と新品が同居して販売され、単品のコストが著しく変動をする。
中古の本で、現在市場で販売されているに関わらず、「数研出版の生物図版 940円」を例にとれば、2013年4月20日現在で、現在販売中の定価価格が940円であるにかかわらず、アマゾン上では1番目例では中古本が650円、2番目が1,000円,3番目が何と3,000円というプレミア付きで販売されている。個人的には650円で今購入手続きを終えたところです。入手困難という現実があってのことだと思いますが。何とも。
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