柴川第一調整池(5)
ガン類、ハクチョウ類、カモ類に関する情報として、聞き取り情報です。
1 ガン類はマガンが数年前に一度11月頃に飛来した(新聞記事もあり)
2 ハクチョウ類は3.11大震災前までは、2月~3月頃にかけて、コハクチョウが
毎年飛来して定着していた。3.11当日、20羽ほどが驚いて舞い上がりそのまま
北帰。以降翌年から半減。10羽如何に減少しているが、昨年も渡来していた。
オオハクチョウは昨年4羽ほどが一時期渡来していた。いずれも中心部のあたり で、ホップアップして採餌をしていた。
3 今年は、現在のところ昨年同時期と比較して水面を80cmほど高くなっている
理由は、葦の花粉が、この周辺のマンションの住民の皆様から気になるというクレームが生じていて、その対策として葦の繁茂を押さえるために、今年は水面を高くしたらしいとの意見が地域の方々から指摘された。
これに関しては、同行した環境コンサルタントの方からは、水面下に隠れた堤防が構築されている。これでは葦は育たないとの指摘。たしかに布団かごなどの土木工事の所在がありあり。(裸地に丸いふくらみがあり、それが隠れ堤防の現場)
4 ガン類、ハクチョウ類、カモ類の主食となるのはマコモであります。ここの中心部の浅瀬にはマコモの若干繁殖の可能性がるが、それも意図的に水面を80cmも上げたらコハクチョウやオオハクチョウも採餌ができない可能性が高い。
マコモは上から葦(ヨシ)、ガマ、そして順番に沖に向かってマコモが繁茂する箇所はやや深いところとなる。
これからガン類、ハクチョウ類、カモ類を増やしたいのであれば、まずマコモの増殖に力を入れ、同時に水面の高さ管理が大切と話題。また葦の花粉に関しての対策は秋に葦狩りを工夫することによって、市民活動によってできるとの話も。
要は、地域全体で、ここの価値を共有して、協力し合える関係が築いていけるのか、また土地の整備構築に行政側との連携がどこまで実現できるかに関わる。
5 また、ダイサギ、アオサギの特にダイサギの個体数の多さから、かって見沼田んぼのシンボルであった鷺山のことについても、議論を交わした。
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