本当に、街のラーメンや。これが紹介する上で適切な表現。出される物も基本的なラーメンのみ。食べてみれば、醤油系のラーメンのみ。失礼ではあるが、種類も少なく、特徴もない。そんな店であるが営業時間も身近い。どうやって維持しているのか、不思議ではある。
「以前のイメージ」
福福「ラーメン専門店」
中華街で「ラーメン屋(一般の中華そば屋)」は数件ある。しかし,どの店も中華街で競争の為,企業努力を惜しんでいない。200店舗もある中華街でラーメンで勝負するのだからそれなりの覚悟が必要である。チャンポン専門店も入れれば現在(200402)で5店舗程度になっている。
いまいまで知りながら入らなかったのは,それなりの理由がある。①いつも店内には人気が感じない②メニューが少なくラーメンでも500円③ランチタイムも特に努力したメニューを提供していない④不衛生な感じで入りずらい狭い間口などが私の印象である。いまいまでもそうであるが,大体は感が的中ている。ところが今日は,初めて「みなとみらい線」に乗車して,元町・中華街駅で下車してみた。天候も悪く平日なのだが人の量は多い。新しい電車は,効果がありそうである。
店頭にも自慢げに掲示されている「ラーメン」を注文する。鶏ガラ・煮干し・・・・を入れてあるという能書きもメニューにしっかりと書かれている。誰もいない店内は,狭いが広く感じる。外から見ているとカウンターだけの店かと思っていたが,テーブルが3卓あり,20人弱は入れそうである。まず目に付くのは,『水はセルフサービス』の大きな掲示。すいていてこれだから始末に負えない。浄水器の横にはコップもなく,カウンターにある。不親切な点は強いらしい。それでいて,カウンターには夫婦らしい2人が入っている。特に女性の方は何をするような気配がない(後から入ってきた客がご飯を頼んでいたらよそってはいた)。加えてAMのラジオが店内で響き渡るように鳴っている。
座席からカウンター越しに厨房が見える。私が入ったとは火を落としていたのであろう時間がかかる。スープも一人一人温めているようである。差し出されたラーメンはややスープが少な目。具は小さなチャーシューとメンマ,ほうれん草である。ネギ油(自家製と思う)が入っているので風味は良いが,全体的な印象は『ラーメン屋のラーメン』といったところである。特に際だったところはない。試買品のラーメンで作る我が家のもの方が数段美味しい。
メニュー例)ラーメン500円,塩ラーメン600円,メンマラーメン700円,チャーシュー麺800円
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