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富貴楼の料理の雰囲気が変化しているというご連絡もいたただいたが、私の場合、家庭的な雰囲気の店でした。その代わり高齢のこ夫妻らしい方の経営。多少心配ではある。しかし、定番の掲示の横に「ビールの季節」の案内。お店は元気なようです。
「以前のイメージ」
富貴楼「広東」 045-663-0953 第2・3火,休 11:30~22:00
上海路で入り玄関になっているので,どうも見落としやすい店舗である。富貴楼(ふうきろう)と読むこの店は,高級料理「富貴鳥」に起因しているかどうかは定かではない。外見からは,喫茶店の雰囲気がある店構えである。ランチタイムでもランチメニューはないし,コースらしいコースも無い店である。家でいえば,入り框の様なアルコーヴにアクリル板に描かれた,メニューがあるだけである。最近2000円からの簡易コース(2名以上)がある旨が掲示されるようになったが,特に印象を持たされる用件はない見せてもある。
ハードケースに入ったメニューがあるだけ,奥様(?)の「何でも出来ます」の一声はあったが,メニューにあげられているのは,30品程度。その半分が,麺・ご飯・スープである。単品は15品程度であったろうと思う。どちらにしても一人の場合,昼間から単品は頼めない。定番の「五目うま煮飯」にする。一応「ランチメニューはやってない」の質問にあっさり「やっていない」の反応。高らかに鳴り響いているテレビの音を聞きながら待つ。珍しくこの店にもテレビがあり,客のためではなく料理人とサービス(ご夫婦のよう)の方のために設けられている。その割には大きな音声なので,耳障りである。13時前であるが私だけのようである。すぐに調理が始まる。
小さな湯飲みに「ジャスミン茶」が入れられてくる。すぐに飲んでしまう。テレビに集中しているが,客への反応は,早い。お茶好きと見えたのであろう,ポットでサービスしてくれた。その後も接客には落ち度が無く,気持ちの良い反応をしていた。皿にご飯が盛られ,海鮮類が豊富な「五目炒め」がのせられているというのが,第1印象である。加えていえば,非常につゆが少ない仕上がりである。そのおかげで,味が濃縮しておりご飯もべたついていない。盛りつけがいまいちであったが,食べてみれば美味しい。その上,実に多くの食材が入っている。20種以上盛り込まれていたような気がする。野菜類が少ないのも特徴であろうか。スープは一見すると普通の醤油スープ。しかし,食べてみれば中にこの店の自慢料理でもある「エビワンタン」が1個入っていた。それが実に美味しい。今度単品で食べてみたい気がする。漬け物がないのかと思えば,ご飯と一緒に添えられていた。大根の漬け物が食べていて解った。炒め物に混ざり,同化していたので解らなかった。
店の奥には8人程度が可能な円卓がある。コースは相談しながら仕立ててくれるようなので,それを行ってみるのが賢明のようである。とにかく家庭的な雰囲気のする店である。
ランチ例)基本的に設定はない「私にはフルーツがデザートとしてつけられた」
Aご飯物4種700円から B麺物550円から Cエビワンタン650円などのメニュー
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