渋谷の名画座「シネマ・ヴェーラ」の「ジョージ・キューカーとハリウッド女性映画の時代」で、「女たち」観てきました。1939年の作品。ジョージ・キューカーといえば、やはり「マイ・フェア・レディ」でしょうか。 あのお話は、一介の花売り娘を上流階級で通用する貴婦人に仕立て上げることでしたが、今回は、上流階級の女性たちばかりが登場します。元は、舞台劇ということ。なるほど、そんな感じの映画でした。男優は一人も登場せず、登場するペットの動物たちもすべてメスということらしい。なんとも徹底した映画です。
出演する女優たちは、ノーマ・シアラー ジョーン・クロフォード ロザリンド・ラッセル ポーレット・ゴダードなどなど 名だたるメンバー。冒頭、彼女たちの役柄に合わせた動物たちが、女優のクレジットとともに登場します。あるものは可愛く、あるものは獰猛に・・・この紹介の仕方が、洒落ています。舞台はニューヨーク。彼女たちの集まる高級エステサロン。30年代に、こんな豪華なサロンがあったんですね。さすが、ニューヨーク。ここで、ネイリストが流した噂がもとで、一大騒動が巻き起こるというお話。
登場する女性の夫 あるいは彼氏が、別れると、また、別の女性の夫、あるいは彼氏になっていて、それを、ゴシップ紙の記者が、すぐに広めるので、話は収拾がつかなくなります。このあたり、昔も今も変わりません。また、この女性たちの集まりにも派閥があり、お互いに相手に不利益になるスキャンダルを暴露しあいます。このあたりは、今でいえば「ママ友」同志の争いに擬せられるでしょうか。キューカー監督、こうした描写、さすがにうまいです。
ラスト 中では、まだ普通の女性にみえるノーマ・シアラー演じるメアリーは、娘の助言もあり、夫を取り戻すために行動に出ます。普通そうに見えたのですが「2年間 この日のために爪を研いできたのよ」と、両手をぱあっと広げて「戦場」へ向かう姿は、ちょっと怖い。一方、メアリーから、夫を奪い上流生活に浸りながら、いまはあろうことか、別の男と浮気までしているクリスタル(ジョーン・クロフォード)は、結局すべてを失い、元のデパートの販売員に戻る羽目になるのですが、「いいさ、もう一回やり直してやるよ」と、新たなターゲット探しを宣言する迫力もすごい!! やはり、女は怖い!貧乏に生まれてきた自分に、思わずホッとしました(笑)
出演する女優たちは、ノーマ・シアラー ジョーン・クロフォード ロザリンド・ラッセル ポーレット・ゴダードなどなど 名だたるメンバー。冒頭、彼女たちの役柄に合わせた動物たちが、女優のクレジットとともに登場します。あるものは可愛く、あるものは獰猛に・・・この紹介の仕方が、洒落ています。舞台はニューヨーク。彼女たちの集まる高級エステサロン。30年代に、こんな豪華なサロンがあったんですね。さすが、ニューヨーク。ここで、ネイリストが流した噂がもとで、一大騒動が巻き起こるというお話。
登場する女性の夫 あるいは彼氏が、別れると、また、別の女性の夫、あるいは彼氏になっていて、それを、ゴシップ紙の記者が、すぐに広めるので、話は収拾がつかなくなります。このあたり、昔も今も変わりません。また、この女性たちの集まりにも派閥があり、お互いに相手に不利益になるスキャンダルを暴露しあいます。このあたりは、今でいえば「ママ友」同志の争いに擬せられるでしょうか。キューカー監督、こうした描写、さすがにうまいです。
ラスト 中では、まだ普通の女性にみえるノーマ・シアラー演じるメアリーは、娘の助言もあり、夫を取り戻すために行動に出ます。普通そうに見えたのですが「2年間 この日のために爪を研いできたのよ」と、両手をぱあっと広げて「戦場」へ向かう姿は、ちょっと怖い。一方、メアリーから、夫を奪い上流生活に浸りながら、いまはあろうことか、別の男と浮気までしているクリスタル(ジョーン・クロフォード)は、結局すべてを失い、元のデパートの販売員に戻る羽目になるのですが、「いいさ、もう一回やり直してやるよ」と、新たなターゲット探しを宣言する迫力もすごい!! やはり、女は怖い!貧乏に生まれてきた自分に、思わずホッとしました(笑)