プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

デニス•ルヘイン 「あなたを愛してから」

2018-09-07 10:26:40 | 日記
デニス•ルヘイン「あなたを愛してから」です。この作家 数々のヒット作のある方らしいのですが、私は 初読みです。

主人公は、レイチェル•チャイルズというジャーナリスト。彼女が夫を撃ち殺すという かなり衝撃的な場面から始まります。私が、今回読んだ理由も、この出だしが面白そうだったから。
物語は、彼女の生い立ちを遡ります。父親の顔を知らない彼女。父親探しの旅を始めます。手掛かりがないので、探偵を雇う。ブライアン•ドラクロワ。親切な探偵でした。
父親探しが終わった後も、彼から 何度か連絡がきます。そして、思わぬ場所で再会。ある事件のせいで、ジャーナリストとして八方ふさがりだったレイチェル。彼と恋に落ちます。結婚。彼女は 最初の結婚に失敗しています。今度こそ、幸せになるはずだった。が、ブライアンには、秘密があったのです。レイチェルの人生は、一気に暗転します。そして•••

前半は、ちょっとかったるいなと思って読んでいましたが、途中から 一気呵成に物語は進んでいきます。このあたりは、面白かった。この作者の人気の根源は、こういうところなのでしょう。納得です。ただ、物語の大きな山場で、どうにも腑に落ちないシーンがある。訳者 編集者は、ここに気づかなかったのでしょうか。その後、もう一箇所 その場面に触れているところがあるんですが、そこも サラッと流しているだけ。
うーん 気になる!