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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

中島淳彦「梶山太郎氏の憂鬱と微笑」

2022-07-04 09:24:38 | 日記
新宿シアタートップスで上演中の「梶山太郎氏の憂鬱と微笑」です。
「劇団道学先生」の25周年記念作品。
土曜日に続き、新宿へお出かけ。
不思議と続くときは続くものです。

中島淳彦作の、この作品。
中年作家の梶山太郎氏が主人公。
デビュー作「夜行列車」がヒットしたものの
その後は、これと言った作品に恵まれず
連載も打ち切られてしまう。
さらには、カルチャースクールの講師も
生徒数の激減で、先行きは芳しくない。
そんな太郎氏のもとに30年ぶりに現れたのが
「夜行列車」のモデルとなった従兄弟。
夢のような話ばかり追いかける従兄弟の
あまりの老けぶりに驚く太郎。
さらに、身の回りでは、色々問題が山積。
さあ、どうする?
というお話。

2時間ノンストップの作品。
梶山太郎 その妻 妻の兄 従兄弟 担当編集者 かつての弟子 
カルチャースクールの担当者 3人の生徒など
彼を取り巻く人々のエピソードがテンポ良く語られます。
観る者を飽きさせない展開は、さすが中島淳彦さんでした。