プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

松尾スズキ「ニンゲンご破算」

2018-06-28 10:54:02 | 日記
シアターコクーンで上演中の「ニンゲンご破算」です。15年前 同じシアターコクーンで「ニンゲンご破産」として上演された作品。当時の主役は、今は亡き中村勘三郎さん。今回は、阿部サダヲです。当時の勘三郎さんと、今回の阿部サダヲ 年が一緒ということです。ほかに岡田将生 多部未華子らが客演しています。

幕末の江戸のお話。加瀬実ノ介(阿部)という男が、鶴屋南北(松尾スズキ) 河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)に、弟子入りをお願いしています。実ノ介の書いた狂言を読んだ鶴屋南北。
「この話より、あなた自身の話の方が面白そうだ」と言います。
実ノ介 自分の人生について語り始めます。
もともと ある藩の勘定方だった実ノ介。この藩で起きている偽金作りについて、犯人たちを斬るように命じられます。無事 使命を果たした実ノ介ですが、現場をマタギの黒太郎(荒川良々)と灰次(岡田)という男に目撃されてしまいます。2人は、この事を黙っている代わりに、自分たちを侍にしろと迫ります。そこへ、お吉(多部)という娘が飛び込んできます。お吉は、黒太郎たちの幼馴染で、吉原へ売られていくところでした。なんとか助けたい黒太郎たち。実ノ介は、果たして これらの問題を解決できるでしょうか?

3時間20分のお芝居。三味線の音楽 歌 踊りなども入り、面白く出来た作品であることは間違いないのですが、チト長い気もします。が、それも松尾作品の特徴と言われてしまえば、それまで。お吉 黒太郎 灰次の「三角関係」ラストに明かされる実ノ介の秘密など、笑える部分も多いし、楽しませて頂きました。


コメントを投稿