プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「志の輔らくご in PARCO」

2024-01-27 09:51:10 | 日記
お正月恒例
「志の輔らくご in PARCO」
行ってきました。

では、演目
「送別会」 志の輔
「モモリン」志の輔
仲入り
「しじみ売り」志の輔

まずは、今年の新作から
「送別会」
定年退職した同期の2人。
最後に飲みに行くことになり
向かった先は、新入社員の頃に行った蕎麦屋。

この落語は、むちゃくちゃ刺さりました。
というのも、つい半年前、同じ体験したから。
ま、私は、新入社員の頃に行った店ではありません
でしたが、それでも長く通った店。
で、やはり、話は若かりし頃のバカ話。
今なら、セクハラ パワハラで訴えられそうな話ばかりでした^_^

「モモリン」
この新作は、大好き。
モモリンフラッシュは、是非見てみたい大技!
いつもギリギリで当選する市長さんも
次回は、大差で勝つでしょう^_^

「しじみ売り」
私が、師の追っかけをするきっかけになった落語。
鼠小僧としじみ売りの子供との因縁。
たっぷり1時間、寒さが身に染みる1席でした。

三谷幸喜「オデッサ」

2024-01-25 09:53:07 | 日記
今週は「三谷幸喜ウィーク」

池袋の東京芸術劇場で上演中の
「オデッサ」です。
三谷幸喜作•演出。
柿澤勇人 宮澤エマ 迫田孝也の出演。

舞台は、テキサス州のオデッサという小さな町。
地元の老人が殺される。
目撃者の証言から、近くにいた日本人男性(迫田)が
容疑者となる。
尋問するのは、日系の女性警部(宮澤)だが、日本語は出来ない。
そこで、語学留学中の日本人(柿澤)に
通訳を依頼する
というお話。

柿澤と宮澤が打ち合わせをしているが
宮澤が、一瞬買い物に出かける。
その間に、現れたのが容疑者。
柿澤が話しかけると、2人は、鹿児島の同郷だということが
分かる。
ぐっと親近感を持つ2人。
警部が戻り、尋問開始。
「あなたは、殺人事件の容疑者ですか」
と、問うと、あっさり
「私がやりました」
と認める容疑者。
慌てた、柿澤
「私は、やってません!」
と、嘘の通訳をする。
さ、次から次へと嘘が転がっていき•••

1つの嘘から、事態がこんがらがっていく
というのは、三谷さんの十八番。
今回は、そこに、鹿児島弁 日本語 英語
さらに、字幕
さらにさらに、三谷作品ではお馴染みの
荻野清子さんのピアノ演奏も加わっていくので
面白さも倍加。
謎解き部分も、古畑の作者らしく
堂に行ったもので、
3年半ぶりの新作
という期待感に、十分応えた作品でした。

三谷幸喜「バイ•マイセルフ」

2024-01-24 10:40:32 | 日記
先日、何気にYouTubeを見ていたら
三谷幸喜さんの「バイ•マイセルフ」を発見。
幸四郎(現 白鸚)父子の2人芝居。
調べてみたら、1997年のPARCO劇場で上演されたもの。
当時、幸四郎は、息子の染五郎(現 幸四郎)や娘の松たか子と
「シアター•ナインズ」というチームを作っていて、
そこでの公演でした。

幸四郎が扮するのは
かつての名優。
今は、老いて隠居生活を送っている。
「自伝」を書きたい
ということで、編集部から送られてきた
フリーライター役が染五郎。

物語は、ライターが依頼されるところから
始まります。
名優の住む、人家もまばらな邸宅を訪れたライター。
成り行きで、その家に住みながら取材することに。
が、取材が進むうち、名優の話は、全て作り話で
さらに、彼が何やら不穏な動きをしていることに
気づく。
疑心暗鬼になるライター。
その様子を面白がる名優。
やがて、名優は
「自分は面白みのない平凡な男。
とても、自伝に書くような出来事はない」
と告白する。
もう一度、2人の共同作業が始まる
というお話。

名優の威厳 気難しい面を見せる一方で
時折、剽軽さを出す幸四郎の変幻自在な
演技が、印象に残るお芝居でした。

中島みゆき「夜会の軌跡」

2024-01-23 10:39:00 | 日記
丸の内ピカデリーで上映された
「中島みゆき 夜会の軌跡」です。
1989年からシアターコクーンで上演された
「夜会」
11月から12月にかけて行われた公演で
私にとっては、その前に年末に行われていた
PARCO劇場での「ショーガール」に代わって
冬の風物詩になった作品でした。

2003年までに上演された作品の中から
テーマソングになった
「二艘の舟」を筆頭に
「黄砂に吹かれて」「ひとり上手」「わかれうた」
「思い出させてあげる」
など、みゆきワールド全開の19曲が
1時間半という短い上映時間のなかに
凝縮して、流れるとあって
かなり気合い入れて開映時間を待ったのですが
いきなり画面に登場したのが
知らないおじさん!
字幕見て分かったのですが
プロデューサーの瀬尾一三さんという方。
「夜会」という公演についての説明役として
登場したのですが、ちょっと出鼻を挫かれた感じ^_^

それでも、舞台映像を交えながらの
情感溢れる歌声は、さすがでした。

三谷幸喜「酒と涙とジキルとハイド」

2024-01-22 11:12:20 | 日記
BS松竹東急で放送された
「酒と涙とジキルとハイド」です。
2018年に、東京芸術劇場で上演された作品。
初演は2014年だったそう。
タイトル通り
「ジキル博士とハイド氏」のパロディ。
ジキル 片岡愛之助
ハイド 藤井隆
イブ  優香
プール 迫田孝也
の4人芝居。

明日は、学会で、研究の成果を発表する日。
ジキル博士の研究は
「善と悪を分離する薬」
が、実験は失敗に。
これを失敗すると、イブとの婚約も危ない。
ジキル博士は、仕方なく街中で見かけた
背格好の似ている^_^ビクター(藤井)という役者に
ハイドを演じさせることに。
が、明日の稽古をしているところを
うっかりイブに見られてしまう。
機転を効かせて、言い訳するプール。
が、嘘を重ねて、最悪の展開に•••
というお話。

ラスト、プールの悪ふざけで
ジキル→ハイド→ジキル→ハイド•••
そこに影響を受けやすいイブが
ハイジという別人格になって絡んでいくシーンは
抱腹絶倒でした。