水道橋駅に近いところ。
生蕎麦豊年屋、豊年屋の店名がいい。
豊年という言葉が喜びあふれる時代が懐かしい。
生蕎麦、この言葉も懐かしい。
久々の本格的蕎麦屋である。
もりだけではつまらんと思い、天もりを注文。
870円である。価格も量も手頃である。
蕎麦は少なめに見えるが、底まで厚みがあり、少ないわけではない。
天ぷらの量もこれくらいで良い。
天ぷらそば1100円もあり、こっちになるとかなり天ぷらが多いのだろう。
蕎麦の味、それぞれの味があって表現しにくいが、のどごしの良さがある。
つゆが入っているそば猪口は小さいすり鉢である。
数十年前、小さなすり鉢数個持っていたのだが、何年も使うことがなかったので捨ててしまったことを思い出す。
ほとんどが大きいテーブルで、混んだとき相席になるのだろうが、今まで行ったそば屋では最も家族経営を感じさせてくれる店である。