2019年03月 東海道本線に沿って歩く旅
1日目・2019年(平成31年)3月27日(水曜日)
いよいよ出発の日。
回復しつつあるとはいえ五十肩で腕が上がらず後ろにも回せないのでバッグパックを背負うのは大変だ。
荷物をバックパックに詰めてみる。

着替えは最小限にしたつもりだが、同じ下着を何日も着るわけにもいかない。
洗濯しても毎日が移動なのだから乾かないまま持ち歩くことになってしまうのはイヤだ。
安い宿では寝間着やタオルがないところもあるのでタオルやパジャマまで持っていく。
カメラと交換レンズそしてバッテリー、充電器なども入れるとパッグパックの重さは8Kgになった。
重い!
持病の花粉症薬、湿布薬、ドライアイの目薬、痔の薬などもかさばる。
わたしのような老人は薬に頼って生きているようなものだなあ。
30リットルのバッグパックにぎっしりと詰め込んだ。
だが持っていくお金はぎりぎり最低限なので財布は軽い。
「一万円札が重くて邪魔だ!」
と冗談でも言えたらいいのになあ・・
ウォーキングにも使えるだろうとシューズはトレッキング用を買った。

これで準備は万全。
盛岡駅07:10発の「はやぶさ4号」で東京駅へと向かう。

駅には今年開催されるラグビーワールドカップのマスコットがあった。

待ち時間を利用して自宅から持ってきたトーストを食べて腹ごしらえする。

「はやぶさ号」が入線してきた、いかにもスピードが出そうなデザインだ。

東京駅に到着。
さっそくゼロキロポストを探す。
これは新幹線ホームにあったゼロキロポスト。


東京駅にはゼロキロポストがいくつもあるのだが全部見て回る時間はない。



4個のポストを撮影してから日本橋へと向かう。
やはり旅の出発点は日本橋なのだ。
東京駅八重洲口から外へ出ると雲ひとつない快晴だった。

足元を見るとマンホールの蓋があった、どうやら「サークルK」のものらしい。

ファミマに吸収されてしまったがロゴだけはこんなところで頑張っているのだ。
「建設省」のものもある。

「東京下水道」のものは桜と銀杏のデザイン。

マンホールの蓋ではないがこのようなプレートも道にはめ込まれている。

日本橋二丁目の桜通りは昔は桜並木だったのだろうなあ。


と、焼き芋屋が通り過ぎる。

大手証券会社や高級ブティックなどが立ち並ぶ通りに焼き芋は似合わないように思うが需要はあるのだろうか。
“ティファニーで朝食を”という映画があったが、“ティファニーで焼き芋を”ならコントだな。
日本橋袂の桜は満開だった。


以前に来たときは日本道路元標の複製を撮影したのだが今日はオリジナルを撮影したい。
元標は道路の中央部分にあるのだ。

この真下にあるのが元標だ。

さいわい車が途切れたので道路を横断しながらシャッターを押した。

東京駅へと戻る。

東京駅正面は今日も観光客にぎわっている。

台湾人と思われる夫婦からシャッターを押してくれと頼まれたので、わたしの撮影もお願いする。

東京駅を背にして歩き出す、時刻は午前10時30分だ。