腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



ハロウィンです。

ということは今日で10月も終わり。

2023年も残り2カ月。

あまりの体感速度にちょっとビビリます。


渋谷の警備は今日までですか?

ひょっとしたら5日の日曜日まで?

一定の効果はあったようですね。

ご苦労様です。


道頓堀のひっかけ橋(戎橋)の方がカオス度が高いんじゃないかと。


今日から日本シリーズは舞台を甲子園に移して3つ。

まさかどっちかが3タテってことはないだろうが。

いや、1戦目2戦目が驚きの結果だけに、こればっかりは分からん。


っていうか、移動日はいらんよね(笑)

何なら京セラドーム→甲子園→京セラドーム→甲子園って1日毎に球場変えたって何の問題もない(笑)

ま、巨人ファンの店主はどっちが優勝しようが大勢に影響はございません。

白熱した試合展開をお願いするばかり。



話はガラリと変わって、本職の話。

ここ最近、立て続けにあった事例をご紹介。

1つ目はベビーGの電池交換のご依頼でした。

60代と思われる男性客。

最初に持ってこられた時計を見て「ん!?」と思いました。

裏ブタが取られていて、中の機械がむき出し状態。

店主「あれっ?裏ブタ外されたんですか?」

お客様「そう、電池交換しようと思って」

店主「うわぁ、とりあえずお預かりさせてもらいますねー。10分から15分ほどお時間ください」

で、お預かりした時計を確認したら、外さなくてもいいところが外れていたりで壊すギリギリ手前でした。

何とか機械を元通り組んで電池交換しました。

動作確認と時刻合わせを行い、戻ってこられたお客様にお渡ししました。


そして2日後くらいに来られた別のお客様。

同じく60代くらいの男性客。

マーク・ジェイコブスの腕時計。

こちらも裏ブタが外れた状態で持ってこられました。

見たら電池は抜かれていました。

お客様「元々入ってた電池の型番がこれですねん」

前のベビーGの時より状態はヒドイ...

店主「お預かりします」

電池を押さえる板が猛烈にひん曲がっていて、よっぽど無理やりに電池を外したんだと想像できました。

先の細いペンチとピンセットを駆使して、何とか曲がりを修正。

電池を入れて動作確認。

動きました。

良かった。


1本目のベビーGはお客様がご自身で電池交換を試み、2本目のマーク・ジェイコブスは何と娘さんがトライしたそうです(笑)

息子さんなら何となく分からんでもないが、娘さんがねぇ...

あかーん!(笑)

でも、無茶苦茶に壊す前に持ってこられたのでギリギリセーフでした。

壊したら修理代高くつきますので、プロに任せてくださいませね。

よろしくどうぞ。


では、修理品のご紹介。
こちら↓

エポス エモーション Ref.3191 自動巻き

東大阪市在住のH様所有。
分解掃除、切替車交換、テンプ調整、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。 

2010年4月に一度OHさせていただいていて、今回が2度目のお預かりとなりました。
いつもご贔屓にありがとうございます。

エポスのエモーションです。
トリプルカレンダー(日、曜日、月)にムーンフェイズ(月齢)も表示するコンプリケーションモデル。
日付は文字盤外周に書かれた数字を刺股状の針で示すポインターデイト仕様。
H様大事にお使いくださいませ。


小学校3年生か4年生くらいの時に家のラジオをバラバラに分解して親にこっぴどく怒られたことがある腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
そんなことできるのは小学生までです。
大人になったら流石にやりませんよ(笑)
ということで、明日は定休日でございます。

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