腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日、晩御飯を食べていたら遠くからドン!ドン!ドン!と大太鼓の音が響いてきました。

妻「あ!来たよ!」

ダイニングテーブルの下にいた波平(フレブル♂5歳7ヶ月)が出てきて耳を立ててソワソワしました。

だんじりが家の前を通ります。

慌てて玄関先へ。



来た!

ちょっとピンボケ。





夜はスピードが遅いので大勢のチビッ子が曳いてました。




波平も興味津々。



波平「何これ?」




勇壮な姿で通り過ぎて行きました。


と、ぼんやり山車の後ろ姿を眺めていたら、ふいに「勝っちゃん!」と声を掛けられた。

小中学校の同級生だった。

赤いライトが光る警棒を持っていて世話役の法被を着ていた。

同級生A「やっぱり勝っちゃんやん!」

同級生B「そやろー。俺は4~5年前に会うてんねん」

店主「うわっ!久しぶりやなー!」

同級生A君とは実に40年ぶりくらい。

「いつこっちに帰ってきた?」「母親が今年亡くなった」「マヂで!?」「俺町内の掲示板見て知った」「お互い老けた」など、暫くワーワーと懐かしい話で盛り上がった。

山車は随分と先に行ってしまった。

で、別れ際に

A君「勝っちゃんやったらいつでも加われるで!これ」

と、持っている警棒をクルクル回した。

B君「そやそや、声掛けてくれたらいつでも参加できるでー」

店主「そやなぁ、小学生の頃は(山車の)上に乗ってたもんなー(笑)」

A君B君「ほなね!」

店主「頑張って!気ぃ付けてな!」


地元の祭りは良いもんです。


では、修理品のご紹介。
こちら↓

SEIKO セイコーマチック ウィークデーター Ref.6218-8971 自動巻き

大阪市天王寺区在住のN様所有。
分解掃除、風防(プラ)交換、テンプ調整、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。

文字盤6時位置の小窓に曜日が表示されるウィークデーターです。
1960年代中頃に製造されたモデル。
「リューズの見えない自動巻き時計」のキャッチコピーとともに60年代のセイコーブランドの主力製品として人気を博しました。
腕のわずかな動きでもゼンマイが巻き上げられるボールベアリングを採用した自動巻機構も大変高い評価を得ました。
N様大事にお使いくださいませ。


40年近く地元の祭りに一度も参加せず、いきなり「世話役」と書かれた法被に袖を通し、警棒をクルクル回して山車について歩くほどの度胸は持ち合わせていない腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
「お前誰やねん!」って言われること間違いなし(笑)

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