腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日あんなブログを書いたからだろうか...

昨日の夕方、母親がお世話になっている介護施設から電話が入った。

ちょっと嫌な予感がした。

職員さん「今朝からちょっと熱が出てて、午後から上がり続けていて39度超えたんです。
救急搬送したいので、すぐに来てもらえますか」

店主「!! 今仕事場なんで...(時計を見たら5時過ぎだった)6時半くらいには行けると思います」

慌てて閉店準備に取り掛かった...


ということで、昨日は1時間早く閉店させていただきました。

事情を知らず5時半以降に来られたお客様、大変申し訳ございませんでした。


介護施設へ向かっている途中、職員さんから電話が入った。

職員さん「とりあえず救急車を呼んで病院へ搬送してもらいました。が、受け入れ先の病院がまだ決まらないので、決まり次第病院を知らせます」

店主「分かりました。とりあえず今そちらに向かってますので、また連絡ください」

家の妻と親戚の叔父に連絡を入れて事情を説明する。

職員さんから電話が掛かってきた。

職員さん「岸和田の徳洲会病院です!」

店主「分かりました。病院へ向かいます」


病院に着いたら、「夜間・救急外来」の待ち合いに介護施設の所長さんが座っていた。

事情を聞いて所長さんと交代で待ち合いで待つことに。

所長さんは一旦施設に戻られました。


待つこと暫し、救急センターのドアが開いて「吉田さ~ん」と呼ばれた。

壁際にカーテンで仕切りがたくさんある広い部屋だった。

そのカーテンの一角にストレッチャーに乗せられて母親が寝ていた。

看護師さんがパイプ椅子を持ってきてストレッチャーのそばに置き、「担当の先生が来られるまで待っててください」と言われた。

8ヶ月ぶりに見る母親はマスク越しだがちょっと苦しそうだった。

覗き込んだら目が合ったが、熱が出ている上、認知症を患っているしこっちもマスクしてるので多分誰が来たのか分かっていない。

暫く椅子に座っていたが、母親の頭の上に繋がっている心電図の機械(?)が時々ピポン!ピポン!ピポン!とアラーム音を鳴らしてモニターの上のランプが点滅する。

な、何!?

周りの看護師さんや先生方はバタバタと歩き回っている。

し、心電図がアラーム鳴らしてますけど!

ふとアラーム音が消える。

またピポン!ピポン!と鳴る。

ドキッ!とする。


そんなことを20分くらい繰り返していたら、やっと先生が来た。

先生「一通り検査しましたが、特に感染症の疑いはないですね。一旦つけてる酸素マスクを外してもう暫く様子を見ましょう。この数値(心電図のモニターを指さして)が今98ですけど、これが90を切ったら入院しないといけないですけど、90以上あれば問題ないと思いますので」

と言って立ち去った。


はは~ん、酸素の98ってあれだな。

血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターだな。

知ってる知ってる。


ぼんやりと心電図のモニターを見つめる。

98の数値が97に下がる。


周りを見渡す余裕が出てきた。

救急センターには色んな人が運ばれてくる。

酔って転んで額に大きな怪我を負ったお爺ちゃん。

酔って左ひじを擦りむいたお爺ちゃん。

...

酔ったお爺ちゃんばっかり(><)


救急隊員らがストレッチャーに乗せられた患者さんを運び入れる。

待ち受けていた看護師らが慌ただしく動く。


モニターの数値は97から96に。


突然看護師数名がニュース映像でよく見る水色のビニールの防護服を着だした!

マスクにゴーグル、フェイスガード、ゴム手袋も装着。

き、来たの!?

物々しい雰囲気に店主のソワソワ度が75にUP。


モニターの数値が95から94に下がった。

あれあれ?

大丈夫か?

暫くモニターを眺めていると、5分おきくらいに数値が1下がる。

93。

92。

周りは相変わらずバタバタしている。

店主の数値は87。

モニターの数値は91。

ややこしい。


そして90になった時、またあの音が鳴った!

ピポン!ピポン!ピポン!

90の数字が点滅している!

モニター上部のランプも点滅!

ヤ、ヤバイんじゃ...

店主の数値は95に。


45秒くらいピポン!ピポン!と鳴り続けたが、フワッと91に上がったら鳴止んだ。

モニターを凝視していたが、90と91を行ったり来たり。

90になるとピポン!

91で無音。

5分くらいその繰り返しで、その後は91~92を行ったり来たり。

店主の数値も90から85に下がった。


その後30分ほど母親のそばについていたが、特に変化はなし。


やっと先生が来た。

先生「とりあえず落ち着いているので、今日はご自宅に帰ってもらうことになります。現状、一つでも病床を空けないといけない状況なのでご理解ください」

店主「もちろんです。ありがとうございました」


施設へ電話して迎えに来てもらった。

お会計を済ませて病院を出たのが21時半。

疲れました。

何もしてないのに疲れた。

申し訳ない。


以上、医療最前線の現場から腕時計修理専門店トゥールビヨン店主のリポートを終わります。

P.S.今朝施設へ電話したらまた39度くらい熱が出てるので、往診の先生に来てもらって点滴をしてもらってるところだとか。
ひょっとしたらここ数日間はまた急に店を閉めることがあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 僕、あなたの... コーギーの散... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。