腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



2月2日。

今年は124年ぶりに今日が節分。

何故なのか?

それは地球が太陽を1周するのが365日、時間にすると8760時間ぴったりではないからです。

1年で6時間くらいズレる(進み過ぎる)んです。

どうして?と言われてもズレちゃうものは仕方がない。

時間を決めた人、もしくは地球に聞いて。


6時間ということは、4年で24時間。

だから4年に1回のうるう年でうまい具合にリセットされます。


でも、実際は約6時間なので、4年間で積もり積もって約45分の誤差が生じます。

400年で4500分。

時間に換算すると75時間。

日に換算すると約3日。

そこで100で割り切れる年はうるう年がなく、400で割れる年だけはうるう年があるように微調整の微調整が加わります。


一部の時計には“永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)”という機能が付いているモデルがあります。

大の月、小の月、そして4年に1度のうるう年も自動で表示する機能のことを指します。

が、上記のように100で割り切れる年はうるう年じゃないので、2100年2月28日までは無調整で対応できます。

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)の“ダ・ヴィンチ”というモデルも永久カレンダー仕様なのですが、驚くことに西暦表示が4桁なので何と2499年の2月28日まで1回も日付調整をせずに過ごせます。

...

日付がズレてないかと心配することもなく、ご家庭に1つあれば安心して日々を過ごせます。


何の話でしたっけ?

あぁ、節分の話。

とにかくズレちゃう加減で今日が節分。

今や全国区となった海苔業界の一大イベント、恵方巻を食べる日でもあります。

今年の恵方は南南東だそうで。

方角をよく確認して無言で食べてくださいませ。

!!

黙食!(笑)


では、修理品のご紹介。
こちら↓

ハミルトン ジャズマスター Ref.H375650 自動巻き

大阪府交野市在住のM様所有。
分解掃除、ゼンマイ交換、パッキン交換、防水検査(日常)を行いました。

昨日に引き続きハミルトン。
今日はジャズマスターのご紹介。
シンプルな3針にデイデイト機能。
ON、OFF問わずご使用いただけます。
M様大事にお使いくださいませ。


何故毎年恵方の方角が変わるのか...そんなもん知るかー!(←おいでやす小田風) 腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
ということで、明日は定休日でございます。

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