腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



一部のコアな常連さんに絶大な人気を誇る当ブログの不定期企画『映画と腕時計』のスピンオフ第1弾、『漫画と腕時計』(アニメも含む)でございます。

突然で申し訳ない。

思い立ったが吉日。


早速、記念すべき第1回にご紹介する漫画が、昨年店主がどハマりした『ザ・ファブル』でございます。

<ザ・ファブル>
作者 南勝久
『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2014年49号から2019年51号まで第1部が連載された。
第2部として『ザ・ファブル The second contact』と改名し、2021年34号より連載中。
2017年、第41回講談社漫画賞一般部門受賞。
2021年11月時点でシリーズ累計部数は1200万部を突破している。
2019年、岡田准一主演で実写映画化。
2021年、実写映画シリーズ第2作公開。

第1部のあらすじ
現代の東京。
その伝説的な強さのため、裏社会の人間から「寓話」という意味を持つ「ファブル」と呼ばれる1人の殺し屋がいた。
その男は幼いころから「ボス」の指導を受け、数々の標的を仕留めてきた。
しかし、彼の正体が暴かれるのを恐れたボスは「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示する。
こうして彼は「佐藤明」という名前を与えられ、ボスと古くから付き合いのある暴力団「真黒組」の庇護の元、一般人として大阪での生活を始めるのだったー (ウィキ調べ)


『ルパン三世』や『ゴルゴ13』、『コブラ』なんかが好きな方、ま、一度手に取ってみて。


さて、正確で細かいディテールにまでこだわる画風が特徴の南先生の作品ですが、第1部では腕時計のシーンは洋子(佐藤明のパートナーで、妹という設定)が高橋(真黒組の下っ端組員)に居場所を特定させるために時計内部にGPSを仕込んだ腕時計をプレゼントするシーンが出てきます。
大写しにならなかったので、機種の特定はできませんが、恐らくSEIKOのプロスペックスかCASIOのオシアナスあたりだろうかと。


で、ハッキリと腕時計の機種を特定できるシーンがついに出てきます。

出てくるのがこちら↓

第2部『ザ・ファブル The second contact』の1巻。

第1話の割と早いシーン(22ページ)で出てきます。

こちら↓






ジャガー・ルクルトの“レベルソ”です。

ルクルトのシンボル的存在のレベルソが誕生したのは1931年。
当時、貴族の間で盛んだったポロ競技のために開発されました。
最大の特徴は運動中の衝撃からガラス面を守るため、ケースそのものが180度回転して、内側に収まるという構造にあります。

実際に1巻の後半で仲間内で格闘するシーンが出てきますが、そのシーンにおいて忠実に再現されています。(164ページ)

こちら↓






激しい格闘にも耐えられ...ますかね?(笑)

機械式なのでほどほどに。


しかし、妹の洋子が暗殺者の兄に対する結婚祝いの時計選びのセンスには脱帽(笑)

安直に考えるならハードなシーンにも耐えられるG-ショックかルミノックスあたりをチョイスしそうだが、まさかの老舗高級ブランドのルクルトを持ってくるとは...

クロちゃん「さすがです、姉さん!」


如何でしたでしょうか。

そんなに漫画を読む方ではないので、恐らくこのスピンオフ企画、これが最後になるかもしれません...(笑)

また次回、気が向いたらになりますが『映画と腕時計』の方でお会いできるかと思います。


第2巻発売の2022年2月4日がとても待ち遠しい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
ということで、明日は定休日でございます。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
Unknown (肉の街)
2021-12-01 22:07:56
待ってました。ありがとうございます。
私も、ファブルが好きで、第二部を観た時にレベルソに反応しました 笑
 
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