昼行灯(だった)トキの大雑把なひとりごと

クレヨンしんちゃんよりもユルく生きていた(当面過去系)私の備忘録と、大雑把なひとりごと。時々細かく語ることも。

生活者として思う(前の記事の続き)。

2006-08-23 00:08:06 | ものおもい
ところで、「酔うぞの遠めがね」で、日本経団連会長による「偽装請負問題」に関するコメントが批評されていた。
(アドレスはここ)
コメント欄にあるように、企業の考えは、

  人事管理したくない
  人件費は抑えたい
  教育訓練はしたくない
  仕事内容は丸投げ出来ない
  丸投げ出来ない請負になんとか丸投げしたい。

ということなのだろう。
つまり、いまの日本では、人件費は、「なるだけ切り詰めるべきコスト」であり、要は不良債権のようなものでしかない。
だから、公務員も総人件費削減が叫ばれる。ヒトを減らす。あるいは給料の額を減らす。(「あるいは」ではなく「かつ」が正しいか)
ところで、「酔うぞの遠めがね」の後の記事でも触れられているが、フォードは自動車の量産に当たり、社員に高報酬を与え、自社製品の顧客とする戦略を取ったという。
日本は人口減少局面に入った。ということは、モノが売れる為には個人の購買力が増さなければならない。しかし、「人件費がコストでしかなく、ゼロに近づけたい」とすれば、労働者=消費者=顧客の購買力が上がるはずがない。いまの企業は、誰にモノを売ろうとしているのか?(デイトレーダーだけにモノを売って済むはずもなかろう)
いい加減、日本は累進課税の強化と法人税の強化に踏み切るべきだろう。そして、雇用待遇を改善した企業は税制上優遇する。でなければ、カネは回らない。それで、本当にいいのか?いまの日本では、誰が幸せなのだ?
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