２０１９ Ｇ１ スプリンターズＳ 回顧録

中山競馬場で行われた11R・スプリンターズステークス（G1・3歳上オープン・芝1200m）で2番人気、C.ルメール騎乗、タワーオブロンドン（牡4・美浦・藤沢和雄）が快勝した。1/2馬身差の2着にモズスーパーフレア（牝4・栗東・音無秀孝）、3着に1番人気のダノンスマッシュ（牡4・栗東・安田隆行）が入った。勝ちタイムは1:07.1（良）。

×タワーオブロンドンが、新スプリント王の座をゲット。人気だったとは言え、御見それしました。

昨日の予想や、いただいたコメントにも書きましたが、この馬の能力は今回、１番だと思っていたものの、「ローテーション」が引っかかって、評価を下げてしまいました。まぁ、これは、しょうがないと割り切りました。人気がないならまだしも、１，２番人気になろうかという馬が、厳しいローテーション、しかも、その前走でレコード駆けした馬ですから、疲れは、溜まっていたと思うんです。そこを上手く仕上げた藤沢厩舎は、流石としか言いようがありません。

今後、予想を続けるうえで、同じローテの馬が出てきたら、「消し」とまでは言いませんが、評価を下げることは、間違っていないと思います。今回は、「たまたま」うまくいっただけだと思います。

それにしても、サマースプリントと、スプリンターＳ両獲りは、凄いですわ。獲得賞金も含めてね。

この勝利で、明らかに、現スプリント界ではＮＯ．１。他馬とのレベルの差は歴然です。どの競馬場でも、強い競馬ができるのですから。来年以降もこの馬中心でスプリント界は回っていくと思います。

２着に〇モズスーパーフレア。予想通りの逃げで、この馬は、この馬の最高のレースができたと思います。で、惜しくも２着でしたが、「中山コース」なら、このくらい走っても当たり前です。来年のスプリンターズＳで狙うまで、馬券にならないようでは、いけませんが、コース不問の逃げ馬になれれば、今後も楽しみです。

３着にダノンスマッシュ。これまた、予想に書いた通り、もうひと押し足りませんでしたね・・。コースなのか？、騎手なのか？

常に上位争いはしますが、Ｇ１ではもうひとパンチ足りません。坂のあるコースでは最後、一伸びできないような感じなので、やはり、平坦巧者なのかな・・。Ｇ１では、２，３着が限界かもしれません。あるいは、外国人騎手が乗れば、覚醒するかもしれませんが・・。

４着にミスターメロディ。これには驚きました。右回りはダメだと思っていたのに、４着。左回りなら、強いと思っていましたが、右でもこれだけ走るのなら、今回の上位４頭の、２～４着馬は、コースで入れ替わることがまだまだありそうです。

５着にレッツゴードンキ。これまた、予想に書いた通り、ワンパンチ足りませんでした。レースも予想に反して後ろから。まぁ、逆にそれが良くて５着だったのかもしれませんが・・。今回、買うならラストだと思っていたので、もう、来年以降買うことはありませんが、最後にいい夢見せてほしかったなぁ・・。

▲セイウンコウセイは、１２着。期待したのですが、結果的には中山がダメなんでしょうね。枠も、ローテも過去より良かったのにこの結果。今後は、素直に、時計のかかる左回りでこそが買い時かな。

×ディアンドルも１３着。こちらは、やはり、１４００ｍ実績のなさが出たのかもしれませんね。ここまで、底を見せたなかっただけに、ここまでの大敗は、思ってみなかったかもしれませんが、もう一度、仕切り直して来年、この路線での活躍を願うばかりです。まだ、３歳ですからね。上位４頭と、今回出走してきた３歳馬の対決の今後が楽しみです。

で、結果は、１，２，３番人気のガチガチの人気サイドの馬券でした。まぁ、しょうがないですね。一応、馬券は的中しましたが、思いっきりのガミリ馬券。

ただ、これを、まずは的中できたと思い、次回の秋華賞の予想のいい流れとして考えれば、いい結果を得られると思ってます。

 

まずは、来年につながるように、「虎の巻」に修正・追記です。

・ＪＲＡのプレレーティング、日本馬上位6頭は買っておけ（距離「S（スプリント）」のレイティングをチェック。マイルは除外。同レベル馬が多い場合は、上位4頭で連対馬はOK。後、レースのレイティングをチェック。隠れ高レーティング馬がいる可能性があり）！

　・スプリンターズＳは、前に行く馬が有利。特に坂のあるコースで連対実績のある馬は買い。差し馬（道中2ケタ馬）ならは、32秒台の足のない馬は届かない。

　・枠は、先行馬は、内枠。差しなら、外枠。

　・サマーシリーズ函館、札幌コース好走馬は、買い。

　・2ケタ人気馬は、極端な脚質の馬を狙う（追い込みか、逃げ。穴は、内枠で、前走3番手以内で競馬している馬）⇒これがまさに、今年の１枠１番のラインスピリットだったんだよね・・。

　・3歳馬は、１４００ｍ以上での連対歴があり、古馬重賞での対戦歴あり、２戦以上馬券対象になっていたら、迷わず抑えること。

・１４００ｍの重賞で馬券になっている馬は、このレースの適正あり。坂のあるコースならさらに信頼度アップ（。当然、当該コース中山１２００ｍ勝ちのある馬もあり。

・中山１２００ｍ、阪神１２００ｍ・１４００ｍ、東京１４００ｍ好走馬は、買い。特にG2で好走した馬は、このレースに合う。

・ＪＲＡプレレーティングで外国馬は、過剰人気の馬は割り引く。日本馬より５以上高い馬は、買い。

・先行馬が有利で、４角、６番手以内の位置にいないと厳しい。

・前述の函館ＳＳ、キーンランドＣの好走馬プラス、小倉の北九州記念を前目で踏ん張った馬（軽ハンデではなくて）は買い。

・スプリンターズSを勝ちに来る馬は、サマースプリントシリーズを、使っても2戦まで。その2戦は、北海道シリーズまでの馬で、それ以降のサマーシリーズに2戦目以降のレースとして（北九州記念、セントウルSに）でてきた馬は軽視してもいい。（ただ、この３戦を使っても、スプリンターズＳの調教が、良ければ、買ってもいいかな）

・セントウルＳは掲示板の馬で無いと勝負にならない。ただし、秋初戦で５８ｋ以上を背負ったＧ１馬は、除く。（牝馬なら５６ｋｇ）

・「セントウルS」で馬券になった馬は、本番と同じ馬場になった場合のみ着順がリンクする。

・ミスプロ系（キングマンボ、エンドスイープの血）は、このコース向く。

・７，８枠なら、３番人気以内の馬しか来れない。そのくらい外枠は不利。

 

これで、来年はバッチリかな