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白川郷の萩町の合掌作りの民家には、見学公開されているものが何軒かあります。 公開されている民家は、どちららも、「有料」にて、入館見学することができるのですが、今回は、時間が限られていることもあり、じっくり中まで、見学してると、到底、回りきれないと思い、後ろ髪を引かれる思いでしたが、断念することに・・・。と言うことで、外観だけ拝見して行くことにしました。
まずは、「長瀬家」から。こちらは、萩町合掌作り集落内で最大級の合掌作りのお宅です。
5層建ての合掌造り家屋で、約11メートルの一本柱(合掌柱)が屋根の勾配の上から下までを貫き、大きな屋根を形作っています。
平成13年に、村人総出で80年ぶりに屋根の葺き替えが行われ、その様子は、TVで放映されたそうです。
続いて、「神田家」
「和田家」から分家して居を構えたのが神田家の始まりで、ここで酒造業を興したそうです。
現在の母屋は江戸時代後期に10年の歳月をかけて建てられたとされ、木造四階建てで一階は居住空間、中2階は寝室、2・3階は養蚕の作業場、4階は物置になっています。間取りの発達や小屋組み(合掌木)の大工の手跡の多さから、合掌造り家屋のなかでも非常に高い完成度なんですって。
そして、「神田家」の本家の「和田家」です。
こちらは、庭や生垣、周囲の田畑や水路などの周辺環境の保存状態も良いことで知られる、白川郷を代表する茅葺き合掌造り家屋です。
1995年には、国の重要文化財に指定されたそうです。
間口14間、奥行き7間の建坪で、白川村に残された合掌造りの家屋としても、最も規模が大きい見応えある建物です、由緒ある合掌造りのお宅だけに、最後、ココだけでも、入館すれば良かったかな・・・。
しかし、散策時間も残りわずか。しかもここ、「せせらぎ公園駐車場」から、一番遠いところにあるんですよね・・。さらに、あまりの好天で、喉がカラカラ・・・
。コリャ、戻りつつ、どこかでお茶でも飲まなければ・・・。
と、道を引きかえしていると、目を引くお店が・・・。店前に、ロダンの「考える人」がいる喫茶店を発見!
それが最初のフォトの「文化喫茶 郷愁」さんです。築100年の合掌家屋を改装したカフェです。
店内は、落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとした時間が過ごせそうなカフェです。ありがたいことに、抜群に空調が効いていて、生きかえりました・・。
囲炉裏っぽい机とかあって、古民家テイストも忘れてません。冬はここから雪景色を眺めたりするのが趣があって、いい感じでしょうね・・。
アイスコーヒーをいただきます。喉が渇いていいたので、ゴクゴク、一気飲みです。美味しかったなぁ・・。
大きな窓に広がる美しい山里の景色を眺めながら、のんびり一息つけました。
あっという間に時間は過ぎていきます。最後に、お土産物屋さんをチョイと覗いてみましたが・・。まぁ、ここでのお土産は、しっかり、カメラに収めたので、もう、満足です。
高校の修学旅行以来の「白川郷」でしたが、メッチャ良かったです。 高校時代にはこんな感じで、この風景を見ることはなかったでしょうから・・
。(っていうか、全く、覚えてなかったんですけどね・・
) 日本に残る、原風景。「リアル日本昔話」の世界でした。
世界遺産を堪能したら、次は、いよいよ、「加賀屋」さんに向かいます。ただ、ここから、石川県の和倉温泉までは、約2時間。 途中、トイレ休憩で、「道の駅」によるのですが。続きはまた後日。
綺麗な白川郷の風景を見せていただきました。
雪景色の合掌作りも素敵ですが、この時期の緑鮮やかな風景もとても素敵ですね。ホント日本の田舎の風景ですね。
私は長瀬家、和田家、中に入って見学しました。
現在も住人の方はお住まいで、扉一枚を隔てて住居スペースと見学スペースが分かれています。
扉には「住居スペースのため開けないでください」という旨の貼り紙がありましたが、有料とはいえたくさんの人たちが訪れ、騒がしいだろうに、心の広い方だなぁと思ったのを覚えています。
白川郷の夏の風景、空の青さと田園風景のコントラストは、とても、良かったです。
ゆめさんは、合掌作りの家屋に入館されたんですね。
有料公開とは言え、普通に生活されているお宅ですもんね。
世界遺産に登録されるってことは、いろんな意味で大変なんでしょうね・・。