中山競馬場で行われたスプリンターズS(3歳上・GI・芝1200m)は、3番手の内でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の3番人気ピクシーナイト(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が、ゴール前で抜け出すと、最後は外から追った2番人気レシステンシア(牝4、栗東・松下武士厩舎)を2馬身差突き放して優勝した。勝ちタイムは1分7秒1(良)。
▲ピクシーナイトがアストンマーチャン以来、14年ぶりに3歳馬で、スプリント王の栄誉を手にしました。予想でも書きましたが、グランアレグリアが中距離路線に戦いの場を求め、空席になっていた、スプリント路線に新たなチャンピオンとして君臨することになりました。
戦前の予想にも書きましたが、今年の3歳馬のレベルは高いと思っていました。この馬も、古馬混合のスプリント重賞で、2戦連続で、連対するなど、十分な素質を発揮していました。2戦前のCBC賞で高速タイムでのレースでの対応、そして、前走、G2で古馬G1馬相手にあわやの2着とその実績は今回、十分足りるとみていました。とは言え、◎、〇の2頭は、スプリントG1での実績は十分で、やはり3番手の評価は妥当だったと思います。
馬格もあるし、父モーリスだけにさらなる成長が見込めますし、馬場、時計、坂とすべてクリアしての勝利で、今後、この馬を中心に、スプリント路線は回っていくのかもしれません。まだ、3歳馬ですが、このあと、状態次第では、香港G1にチャレンジの可能性もあるかもしれません。
今後の活躍が楽しみな新スプリント王が誕生しました。
2着に◎レシステンシア。ルメール騎手の面目躍如ではありましたが、最後は、3着馬シヴァージとアタマ差の接戦。まぁ、この馬の実力派発揮できましたが、前走のセントウルSと勝ち馬ピクシーナイトと枠と位置取りが真逆になってその結果がそのまま出たって感じでもあります。
この馬や、さらに負けたダノンスマッシュをしても、7,8枠はやっぱり不利です。これは、「虎の巻」にも書いているんですけどね・・。
まだまだ、この路線では、実力は認めますが、やはり、「世代のレベル」もあるかもしれません。今の4歳馬レベルは正直、低いと思います。来年には、一つ下の世代にあっという間にやられるかもしれませんね・・。次走どこになるかわかりませんが、マイル路線に行っても厳しそうだし、マイル以下のG2が主戦になるのかなぁ・・。
3着に10番人気のシヴァージ。なんと言うか・・。いただいたコメントにも書きましたが、まさに、「キルクール」の法則です・・。月曜日には買うつもりだったんですけどね・・。調教も、4番手評価。ただ、「1枠」ってのが引っ掛かったのと、坂の実績を疑ってしまい、7番手で消してしまいました・・。結果的には、内枠有利でいつもよりも前目で競馬できた吉田隼騎手の好騎乗でした。自分の見る目をもっと信じなくては・・。来週のソダシもお願いしたいと思っております。
〇ダノンスマッシュ。今回は、「〇」のはずでしたが、やはり、「川田」ですね・・。まぁ、予想に書いた通りに騎手が最大の問題でしたか・・。ただ、6歳だし、もう上がり目はなかったのかもしれません。今回、「×」だったし、最後に香港で「〇」で勝ちで締めくくれるといいなぁ・・。
△ファストフォース。結果的に、最悪の選択でした・・。予想で、シヴァージとどっち消そうかと思ってこっちを残したんですよね・・。やはり、サマースプリント王者はお釣りはなかったです。調教もよく見えなかったのに、いいように解釈してしまいました・・。猛省です。やはり、自分の目をしっかり信じて予想しなくては・・。今年は、CBC賞も、北九州記念も小倉開催で同コースでした。結果的には、小倉巧者だったといわれるかもしれませんが、もう少しやれたと思うんですけどね・・。鞍上と、ローテ次第では、来年の高松宮記念でもやれるんじゃないかと思っています。忘れたころに一発あるかもだね。
×アウィルアウェイ。この馬は、今日、朝、やや重の馬場という情報を聞いた時点で、「ないかも」と思ってあまり買いませんでした。昨年のような、展開にはならないと思ったので、おそらく届かないなぁ・・と思って。まぁ、5番手に評価したので買いましたが、この馬は、昨年のような乱ペースで紛れてこそですからね・・。次買うなら、良馬場で超ハイペースになった時ですね。
☆モズスーパーフレア。この馬のレースはできました。時計も、やや重の馬場から回復して良馬場になり、勝ち時計が1.07.1という速い時計になったので5着に粘れました。やはり、6歳という高齢になった牝馬だけにこの結果は戦前の予想通り。さすがに、来年の高松宮記念は厳しいでしょう・・。
驚いたのは4着のメイケイエール。間違いなく「バケモノ」級の能力はあるんだと思います。ただ、それが制御できてないのは勿体ないですね。暴れ馬ご用達の池添騎手をもってしても全然、折り合ってなくて途中から行ってしまったので、垂れるのかと思いきや、そのまま駆け上がっていきましたからね・・。来年になって折り合いがつくようになれば面白い存在になるとは思いますが、いかがなものか・・・。
ということで、秋初戦は、「馬連」のみ的中。お察しの通り、思いっきりの「ガミリ」馬券ですが、とりあえず、当たったことは良しとします。
今回は、データより、調教、枠、展開、血統、騎手を加味して予想したのですが、やはり、それなりにデータも必要だと感じました。なので、昨年までの「虎の巻」を簡素化して、必要な部分だけを残していくことにします。
来年につながるように、「虎の巻」を修正です。
・JRAのプレレーティング、日本馬上位6頭は買っておけ(距離「S(スプリント)」のレイティングをチェック。マイルは除外。同レベル馬が多い場合は、上位4頭で連対馬はOK。後、レースのレイティングをチェック。隠れ高レーティング馬がいる可能性があり)!
・スプリンターズSは、以前は前に行く馬が有利だったが、馬場改修後は、良馬場なら、内枠の先行・差し馬に有利。特に坂のあるコースで連対実績のある馬は買い。
・当週の馬場をチェック。時計が速ければ、前残りで、「非サンデー」の馬が強い。時計が掛かれば、「サンデー」の血を持った差し馬が有利。
・2ケタ人気馬は、極端な脚質の馬を狙う(追い込みか、逃げ。穴は、内枠で、前走3番手以内で競馬している馬)
・3歳馬は、1400m以上での連対歴があり、古馬重賞での対戦歴あり、2戦以上馬券対象になっていたら、迷わず抑えること。
・1400mの重賞で馬券になっている馬は、このレースの適正あり。坂のあるコースならさらに信頼度アップ(当然、当該コース中山1200m勝ちのある馬もあり。)
・中山1200m、阪神1200m・1400m、東京1400m好走馬は、買い。特にG2で好走した馬は、このレースに合う。
・JRAプレレーティングで外国馬は、過剰人気の馬は割り引く。日本馬より5以上高い馬は、買い。
・スプリンターズSを勝ちに来る馬は、サマースプリントシリーズを狙って出走しているような馬は消し。セントウルSから始動する実績馬が有利で、シリーズを使ってもセントウルが2戦目の馬。(ただ、2戦を使っても、スプリンターズSの調教が、良ければ、買ってもいいかな)
・セントウルSは掲示板の馬で無いと勝負にならない。ただし、秋初戦で58k以上を背負ったG1馬は、除く。(牝馬なら56kg)
・「セントウルS」で馬券になった馬は、本番と同じ馬場になった場合のみ着順がリンクする。
・ミスプロ系(キングマンボ(ロードカナロア)、エンドスイープの血)は、このコース向く。
・7,8枠の外枠は不利。前崩れが起こるくらいの速い流れになりそうな時のみ、差し馬の馬が突っ込める。
これで、来年はバッチリかな
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