日曜に、って何時でも駐車場代払えばよいだけなんですが、路上の駐車が可能なブロックが目の前にあるこちらはその一つ。
ということで、今日はこちらに、まあ代官山での買い物も兼ねて、伺った次第。
”出し物”は夏休み企画、ということでさあどんな感じでしょうか…
と、余りの暑さにファサードの写真を忘れた今回。
代わりに企画展のバナーをくっ付けて、と…
うん、先ずは広重ですね。
さすがに山種で53次を出す訳ですから、普通ではない。
初代広重の、しかもかなり早い段階での摺りということで、色味が綺麗、エッジが効いていて例えば品川・日の出も船のマスト(何て江戸時代は呼んでいたんだろう??)の間に上る太陽が見て取れました。
”お江戸日本橋、七つ立ち”は有名な歌詞ですが、日本橋を七つ=朝4時に出るから、単純に日の出の頃品川なんだろう、とタイトルを理解していたんですが、本当に日の出だったのね…^^;
と、先ずはの準備運動。
そして次第に佳境?に入っていく訳ですが、今回の”新発見”は;
1. 岡信孝さん「大和三山」
抑制の利いた微妙な色使いで”そうそう、こんなイメージなんだよね、大和三山は”と唸らされました。
2. 山崎鈴彦さん「沖縄の家」
大作です…そして、マチエールを利かせた色使いでその風景に自分も溶け込んだ感じを受けました。
3.荻須高徳さん 「サン・ドニ風景」
お名前は存じ上げていましたが、作品として頭に残っているものは無く、そういう意味で”発見”。
平山郁夫さんの作品が多く出ていましたが、昨今の状況では夏休みにちょいと出掛けるには厳しい治安情勢の場所でしたねえ
あ、そうか、ロンドンは大丈夫か…
タワー・ブリッジを金泥で表現した「ロンドン霧のタウァ・ブリッジ」は素晴らしかったです。
そして…
当たり前ではあるけど気が付かない、は明治期以降の日本画家も結構外遊している、という事実。
山種No.1の画家と言っても過言ではない速水御舟さんのエジプトやギリシャでの作品や横山操さんのマンハッタンなど良かったです。
といった今回の入場料は1,000円。これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計5,550円となりました。