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アートとしてのジュエリーを創造するコンテンポラリー・ジュエリーの分野を代表するオットー・クンツリ(1948年スイス・チューリッヒ生)。彼はジュエリーが持つ身体との関係性、さらに他者や社会と結びつけるコミュニケーションの触媒としての性格を巧みに利用して、ジュエリーを普遍的な人間存在や社会のメタファーへと変換させてきました。一貫してコンセプチュアルなアプローチを続けながらも、そのユーモア溢れる表現はコンテンポラリー・ジュエリーの世界にとどまらず、多くの人々に受け入れられています。
が本展HPの語るところ。
更に、前の週末ジョギング記事で目黒通りに掛けられたバナーの紹介をしていますが、そのポスターなどのモデルは本人(だって上の紹介に”彼”とあります^^;)でなく、石井かほるさんという舞踏家の方と知りました。
ふむ、どんな関係で??
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での白金台。
同館のニュースリリースにもありますが、この日のお庭の紅葉はピークでしたので、それは別記事にてご紹介。
会場に入ると、ポスターとの関係性を謳う何もなかったので、これはまあそういうことで忘れることにして…
キュレーションと演出の問題かも知れませんが、オットーさんの作品をもう少し前に出せた気がしないでもない
箱が箱ですから何でも楽しい空間になっちゃうのですが、どうしてこちらで?とも思ったのは内緒の話。
あ、そうそう、新館の大部屋、壁にくり抜かれる四角いそれを覗き込むと向こうに鏡
それで改めて側面を見ると、これだけの為にか分厚い白いボードが取り付けられているのに驚きました。
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添付は今企画展、幾つかの場所で写真撮影可だったのですが、
その1つの作品を色んな角度から。
あ、そうそう、新館最後の展示はクンツリさんに対するインタビュー…
普通の白人のおじいさんでしたが、その中でお兄さんが交通事故で亡くなって、恐らく家業だったのでしょう"Goldsmith"になることを決めた、と彼がインタビューで答えていたのですが、
どういう意味か、というとワンワードで「金細工師」とのこと。
その後、しばらくは”金”という素材で作品を造りつつ、
次第に高額でない、皆が手に取れるような素材に目が向くようになった、的発言がありました。
だからですかね、今回のショップには展示されていた作品の幾つかも発売されており、
ちょいと興味のあるものあったのですが、う~ん、どうやって身に付けるのか解析不能…
さて、今回の入場料は1,000円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計10,190円と、パス有効期間を3週間残すところで大台越えとなりました。