シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり (前期) (府中市美術館)

2021-10-18 | アート・文化

毎年恒例で覚えてしまった感のある府中市市民文化の日ウィーク。

この期間は8つあるのだそうですが、府中市にある文化施設が無料開放され、今回はこれ狙い?で如何にもここ府中市美術館らしい企画展に訪問しました。

ということで、ぐるっとパスは未使用です。

 

毎年恒例、ってこれは例年だと当美術館で春開催の日本画展の時と同じ、という意味なんですが、

我が家のスキャナーはこちら府中市美術館のフライヤーのオレンジの色を認識できない…何時もピンクで出ちゃう?

で、今回の企画ですが、日本と西洋、動物と接する立場というか生活様式の違いから動物が絵画においてどう表現されてきたか、をコントラスト付ける形で展示展開するもの。

ざっくり言えば、愛玩動物主体、馬、牛などの使役動物にしても家族同様に扱ってきた日本と、肉食文化でキリスト教など宗教的背景と矛盾する行動の対象だった動物、その結果人間は他の動物と神において異なる存在と考えてきた西洋、を絵を通じて示す…

まあ、確かに西洋の静物画って鳥やウサギなんかが野菜と共に横たわっていたりぶら下がっていたり、かなり違和感を覚えるのは事実。

 

展示は予想通り?円山応挙他の可愛らしい狗図を最終盤に持ってきて掴みを確かにする他、

随所に若冲、開会劈頭の「象と鯨図」屏風など、森狙仙、蘆雪、暁斎に国芳、果ては仙厓さんまで連なる豪華版👏

中でのアクセントは桂ゆきさんの大作3点、なかなかに素晴らしい。

一方の西洋画もランス美術館からゴーギャンのエッチングや藤田嗣治などが並び、

最終盤にピカソの「子羊を連れたポール」が広島から到来、素晴らしい。

日本画では面白かった完全に抜けている徳川家光の動物画シリーズに、つい最近収蔵の藝大美術館で小躍りした小倉遊亀の「径」に再会👏

個人的白眉は曽我蕭白「遊鯉図」だったでしょうか、楽しい訪問となりました。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週のジョギング the week ... | トップ | Burger King 代々木上原店 V... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アート・文化」カテゴリの最新記事