職場でもそもそ考え事をしている時、突然脳裏?を過った言葉、”Mongolian Berbecue(BBQ)”…
ああ、もういけねえ、薀蓄ブログ発進です!
このモンゴリアン・バーベキューって経験された方ならニヤリ、とされると思うのですが、実はなかなか食べられない代物です。
何せあのドラム缶のお化けみたいな鉄板がひっくり返った奴=調理道具が必須。そして、その上で長いヘラを使って調理する屈強?のおっさん調理人が欠かせないので、まあ日本では無理かも…
ちなみにどんな仕掛け、ビジネスモデル^^;か、というと、概ね世界共通ですが、お客は入口で1人前の料金を支払う。その対価?としてボウルと飲み物のグラス(まあ、何処でもプラスチックですがねをお盆の上に貰う。その先に長い食材台があって、肉、魚、野菜、ヌードル(日本の焼きそばのそれです)、そしてシーズニング(醤油とかの調味料ですな)などが並んでいる。それを自分のボウルに入れて行って、最後に写真の鉄板のところにいる調理人に渡す。
写真ではヘラが動いているところが見て取れますが、こんな感じで2~3分後には”具の異様に多い焼きそば”が出来上がる次第。
場所によってはご飯のチョイスがあって、その場合は出来上がった炒め物を載せた皿(あ、最初のボウルとは別物ね、当然に…)の脇に自分でよそう、という所作になります。
一般的には調理中の時間に飲み物をソーダファウンテンから入れたり、紙ナプキン、フォークとか箸を取ったりして、全部が載ったお盆を空いている席に持って行って食事開始、が全行程です。
ふーっ
日本語のサイトで皆さんの経験を見る限り、アメリカ、ドイツ、台湾、そしてモンゴル!などでのそれが紹介されています。
さて、この料理とtokyoboyとの出会いは実はよく覚えていないのですが、多分フィリピンです…
しかもこれまた多分パーティーの席上汗最初にマニラに赴任した着任先は所謂国際機関。色々な国籍、宗教の人が居る中で、食材を食べる本人が選べるこの料理は(まあ、フィリピン的に鉄板の上にある油とかをどう見るかについてアバウトさが必要ですが)宗教上の忌避をパーティー主催者が気にしなくて済む点と、その場で徹底的に火が通りますからどうしても衛生面で問題の多いフィリピンにおいて、比較的セキュアな食べ物、と見做されていたからだ、と思います。
ですから、記憶を鮮明にするために同国のサイトに入ると、確かにケータリングサービスが書かれているんですよね
アメリカ駐在中も野菜の補給に時たま行きましたが、そこでのちょっとしたチップ。同じ大きさのボウルでなるべく多くの食材をゲットするには野菜、肉(魚)と詰め込んで、最後にその山の上に麺を載せると何とか収まり易い、ということです。チャンスが有ったらこの手で大量摂取を試みて下さい^^V等と書いていたら食べたくなってきました!
どこぞ日本で、とネットでウロウロしていたら見付けました!沖縄、北谷にある「ジンギスカン」という店の食べログであの鉄板発見です!
その他の、例えば函館の店でもモンゴリアンBBQと称した料理が有るのですが、写真で見るとジンギスカン…
まあ、モンゴルではジンギスカンなんていう名前の料理は絶対無いでしょうからこんな呼び方もあるのでしょうが、グローバルには通用しないな
さあ、沖縄に、ってこれだけでは行かないぞ!
さて、最後の薀蓄。
英語サイトのwikiに行くと、このやり方での料理方法が世界で最初に始められたのは台北で1951年。
その後、1970年代には台北で一般的になったとか。広い鉄板がモンゴル的、と思ったのがネーミングの由来だそうです。
で、世界中、なかんずくアメリカとドイツ中心に広まった、のがその後の展開。未だその創世記にマニラで出会っちゃった訳ですな
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