ここ白金、大好きな松岡美術館では5か月のロングランで表題企画展を継続。
ということで、暑い中車で行けるし、前回との間にもベルエポックのパリにおける画家たちの活動とかインスパイアされる他の企画展にも行ったし、再確認する意味でも再訪を決めた次第。
今回は第一室のフォービズム…、確かヴラマンク中心だったと記憶しています、と第二室、エコール・ド・パリの差分とか、後見逃した1階の古代、エトルリアの青銅とギリシャの壺、を見るんだ…
さて、到着です。
知らなかったのは「エトルリア」ってイタリア中部の地名だったんですね
響きからすっかり中東とかアフリカ北部の何処か、と思った…
なかなかに意匠の優れた作品です
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そして、もう一つの興味、ギリシャ陶器。
紀元前500年位の作だそうで、「オイノコエ」という黒絵式の様式とか。
2,500年前のものにして、素晴らしい意匠、そして鮮やかな色合い。
凄いっす
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さて、この辺で2回目の訪問、というか、殆ど今回のぐるっとパス2012第2回目のまとめとなるようなこの企画展の目玉をおさらいしましょう…
色々な美術館に訪問した訳ですが、この2012年夏は比較的近代、1800年代末から1920年代第一次世界大戦終了位までの世界の美術界の動きを追ったものが中心でした。
さすがに「具体」そのものはここには有りませんでしたが、それに影響を与えたキュービズムとかはここでも見られます。
先ずはヴラマンクの「海」と、前回も一押しで紹介した「スノンシュ森の落日」。
フォービズム、だそうですが、良いですよねえ
そして、何回訪問中に見たかな、ドンゲンさん。
これもその豪快、かつ思い切ったデフォルメと色彩で大好きな画家の1人になりました
直近ですと、ニューオータニで拝見しております。
ユトリロのお母さん、ヴァラドンも、そのニューオータニその他で見ていますねえ
そちらでは豪快かつ結構荒っぽいヌード。
こちらは田園風景っす
最後に、これもこのところで意識開始のキスリングさん。
前の庭園風景、真ん中上部の木の表現が凄いんですよ…
ここだけ立体的、というか、ぼやかした手法を組み込みつつ、絵に3Dを持ち込んでいる、というか
松岡翁の眼力、凄いですな
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といった今回の企画展の入場料は800円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計15,170円でPart2終了です。
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