何かを追い求めているとき、それが漠然としているときもある。
でも、それを具体的にしたくて
「あれじゃないか?」
「これじゃないか?」
と、誰かの真似をしてみたりしても
結局胸のつかえは取り切れなくて探し続ける・・・
やっと、少し解ったのは
その探求は何かをしたからパッと得られるものでもないということ。
時期がある。
階段のように一つ一つ段を変えていく・・・
でも、その階段は段によって幅が違うのだと思うのです。
一つ上がって、次の段まではとても長い時間を要すかもしれない。
その高さからしか観えないものがある・・・
そこからしか理解できないものがある・・・
常に分かったつもりになっても、そこからのものにしかすぎない。
そこからの理解力ということにもなる。
それぞれが自分の段から見て解釈し理解すること
しかできないということなのだと思うのです。
誰かが理解できない、自分が理解できない・・・
それはまだ時期ではないだけの話しで、何も問題はないのでしょう。
どんなに急ごうとしても、
これは自分で何とかできるものではないと思うのです。
熟したタイミングで、それぞれ一段づつ・・・
熟す時を待つだけです。
自然の摂理にのっとって熟すまで
謙虚に忍耐強くいることだけなのですね。