薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

市原市肢体不自由児者父母の会

2017年05月08日 | 障がい

ゴールデンウイークが明けた今日、私も会員である市原市肢体不自由児者父母の会の総会がありました。

身体が不自由な子どもの医療や教育、福祉の増進を図るために保護者が結成した会で、今年で30年を迎えます。

創設当時は養護学校(現在は特別支援学校)卒業後は通う所がなかったため、今でいう通所事業所を自分たちで作ろうと親が集まって活動してきたのです。

その頃に比べると障がい児者の福祉サービスは整ってきましたが、それでも本当に必要としている支援はまだまだです。

例えば、医療ケアが必要な障がい児者を受け入れる通所施設は少なく、夜間も看護師を常駐して医療ケアを行うショートステイ(短期入所)は市原市にはありません。リハビリができる所も関西に比べるととても少ないのです。

父母の会では定期的にリハビリ(理学療法士による訓練)の機会を提供したり、情報入手の勉強会や施設見学などを開催し、最近は若い保護者の入会も増えて新鮮な風が吹いてきました。

昨今の障がい者団体は若い方の入会がないことが悩みの種だけに、嬉しい限りです。

総会後の茶話会では「今のうちに何をやっておけば良いのか」「体が大きくなると入浴はどうしているの?」などの質問に、先輩ママ達が丁寧にアドバイス。

スマホでは得られない生の情報が行き交い、若いママ達にとって有意義な時間になったと思います。

先輩ママ達は苦労話を語っても、あっけらかん。

その明るさに、若いママ達も私も惹きつけられました。

 


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