トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

木型の“捨て寸”について

2012-12-14 17:34:11 | Boots
 今回は木型についてチョット説明します。


木型とはブーツを作る上で、見た目・履き心地に大きく影響するものです。


“木型”といっても現在はプラスティック製なんですが、
昔は木(“みずめ桜”を使っていたと聞いた事があります)を使っていました。


なんでも靴を作るときにポンポンで叩く良い音が浅草のあちらこちらから聞こえていたそうです。

ただ、木だと湿度によって大きさが変わってしまうんです。

プラスティック製だと大きさが変わる事も、ひび割れする事もないので私もプラスティックの木型を
使っています。



木型は“足そのもの”の大きさではなく、足より大きくする箇所・足より小さくする箇所があります。

大きくする箇所は爪先ですね。

爪先は歩いている際に指が動くため長さ・高さ共に大きくします。

靴のサイズが25.0cmの場合、木型は15~40mmぐらい長くなります。
この15~40mmを“捨て寸”といいます。
(正確にいうと靴下の厚み分もあるんですが。)

デザインによって捨て寸の長さは変わります。
女性が履く尖がった爪先の靴は捨て寸が長く設定されているものが多いですね。
逆にスニーカーは捨て寸が短いものがほとんどです。


トンリョウではほとんどの木型の捨て寸を約30mmにしてあります。


木型のサイズは25.0cmなんですが、長さが約280mmあるでしょ!?
ワークブーツにしてはチョット長めなんですが、オーダーで足に合ったブーツを作った場合
このぐらいの捨て寸が見た目にもちょうど良く見えるのでこの数値にしています。
(私が知り合いに聞いたところ、大き目のワークブーツを履いている方が多かったので)


上からだとこんな感じです。

以前の記事にも登場しましたが №TL05 の木型です。
木型だけだとピンとこないですかね。


ブーツにするとこんな感じです。

ご注文をいただいたブーツです。(作成中ですが・・・)
このお客様は足長260mmなんですがチョット足が細かったのでモデルラストよりボールガウスが細くなってます。
(バランスよく削ったのでほとんど分からないと思うんですが。)

木型に裏革・先芯・甲革・中底(底面)の厚みがプラスされるのでだいぶ違って見えますね。


オーダーで作る際に、足に合っているのはもちろんですが、見た目も良くなるように作っています。

私なりにですがパンツ(ズボンの事ですよ【笑】)と合わせた場合やバイクに乗ったときの見え方なんかも
考えてます。(テヘペロ)





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
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