トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

革の裁断

2013-10-22 12:58:07 | Boots
オーダーをいただいているブーツの作業を進めています。


私は作業中ラジオをかけているんですが、ラジオって車の運転時や作業中には
最適ですね。
(ちなみに私のお気に入りの放送局は『bayFM』です。)





という事で作業を進めます。


型紙が終わったので次は革の裁断をします。



裁断するときに使う道具は

・型紙
・包丁
・カッターナイフ
・セミ
・ビニイタ
・銀ペン

です。

使う道具の中におかしな名前のものがありますね。


まずは包丁とカッターナイフです。

以前は包丁のみで裁断してたんですが、友人がカッターナイフで裁断しているのを見て購入しました。

使ってみるとスゴク便利なものです。


次は 『セミ』 です。

型紙と革を固定するクリップの事です。

靴作りの道具にはセミの他にもチョット変わった名前の道具があります。

昔の職人さんが名付けたんですかね?



続いて 『ビニイタ』 です。

厚みが6mmぐらいあるビニールの板です。(だからビニイタかな?・・・)

このビニイタの上で裁断をします。そうすると、机がキズつきません。
学生や勤め始めた頃はこのビニイタまで切るような包丁の使い方をしていましたが
経験を積むと無駄な力を入れなくなりビニイタが長持ちするようになりました。

学生の頃は切れない包丁を使っていた事もあり余計な力を入れて裁断してたんですね。



では、裁断をします。

まずは 『荒断ち』 といって型紙よりチョット大きめに革を裁断します。



荒断ちが終わったら型紙を乗せ銀ペンで 『アタリ付け』 です。

革が重なる部分のラインを引いておくんですね。

そうそう、『銀ペン』 とは銀色のボールペンの事です。
銀色ってかなりの革色と相性が良く、あんまり見づらい事がありません。




アタリ付けが終わったら 『決め断ち』 です。



基本的に包丁は手前に引くので革の向きを変えて裁断します。

型紙をガイドにして革を裁断するんですが、包丁は片刃なのでチョット斜めにします。
そうすると、裁断面が直角になるんです。


この作業を各パーツ(ライニングも)おこないます。



使っている包丁はすごく良く切れます。(研ぎ方にもよりますが・・・)

以前一緒に働いていた年配の職人さんのお父さんはこの包丁で
 “うなぎ” をさばいていたそうです。(汗)











トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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