トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

履き口の処理

2014-02-04 12:21:17 | Boots
昨日と違って寒くなりましたね。

昨日は暖かく,
バイクに乗りたかったんですが、私のバイクは車検の為バイク屋さんに
預けているので乗れませんでした。(悲)


早くバイクに乗りたい!!







という事で工房で作業をします。




現在、作成中の短靴を進めているんですが、今回は靴の履き口の紹介をします。


今回作成する短靴の履き口は 『玉だし』 という処理をします。



『玉だし』 とはこんな感じのものです。

ブラウンの革が玉だしになります。

切りっぱなしの革から二つに折った革を覗かせるという方法です。


履き口の処理では一番手間のかかる方法ですね。




それでは作業の方に移ります。



まずはテープ状に切った革を伸び止めの芯を入れて二つに折ります。

その折った革をちょうど良い幅で本体の革に貼っていきます。



今回は約1.7mmを出すようにして貼ります。
これも出す幅によって雰囲気が違って見えます。

普通の紳士靴は1.0~1.5mmぐらいでしょうか。


私の作っているようなワークブーツの場合はラフな感じを出すためにもう少し幅広く出すようにしています。




テープは直線の革なのでカーブはこのようになります。

貼っている部分が「ポッコリ」しちゃいます。




このままだとキレイな靴にならないので「ポッコリ」を平らにしていきます。


まずはチョット前に紹介した 『目打ち』 という道具でギャザーをつくります。

ギャザーでポッコリを散らす事によって表から見たときキレイになります。





ギャザーをつくったらポンポンで叩きます。

こうして記事にするとブーツを作る為にはアッパー作りから 吊り込み(成型).底付け まで
「ポンポンを多く使っているなぁ。」 と実感します。



ポンポンで叩いた後はこんな感じです。

キレイにつぶれているでしょ!?

黒い革がキズだらけなのはライニングの革を貼るとき、接着剤が密着するように表面を落としておくんです。

もちろん、アッパーが完成したときに見える事はありませんし、強度も問題ありませんよ。






これで玉だしの処理は終了です。

玉だし以外の処理だと1~2工程少なくて済みます。


手間はかかりますが、今回作成している靴には「この処理が一番似合うかなぁ。」と思い採用しました。


お客さまにも打ち合わせの際に履き口の処理を提案させていただいています。



履き口だけでもけっこう雰囲気が変わって見えるものなんですよ。



「あんまり目立つブーツはチョット・・・・」 という方も履き口の処理や素材を変えると
既製品とは違って見えて良いのではないでしょうか。










トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥110,250)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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