只今製作中のエンジニアブーツ&短靴が大詰めを迎えています。(喜)
前回、コバの粗削りまで終わったので、次はヒールの取り付けです。
ですが、その前に “ヒールの高さ決め” を紹介したいと思います。
トンリョウでは、それぞれのブーツに最適なヒールの高さを確認し、ヒールの作成をしています。
木型の設計上ではヒールの高さは30mmなんですが 『アウトソールの厚みでヒールの高さが変わるから』 なんですね。
雑誌などで紹介されているヒールの高さは “地面からアッパーの位置まで” という計測の仕方をしているものが
多いんですが、見ていると間違った計測をしているものも少なくありません。
という事で、トンリョウで行っているヒール高さの計測方法を紹介します。
まずは、木型上でのヒール高さです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/89/0018eff46e19df90fea69bf9ce4cb5b5.jpg)
靴というものは “接地位置(指の付け根あたり)” というものがあり、履いたり、歩いたりする上で違和感がなく、歩行に支障のない
高さが決まっています。
写真の位置が最適な状態です。(分かりずらいんですが・・・・)
文章で説明するのは難しいので「もっと詳しく知りたい!」という方は工房までお越しください。(笑)
ヒールの高さは先ほど書いた30mmです。(木型25.0cm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/03/887f40b22cf73426f14889c3bf245e51.jpg)
誤差で+-数ミリは許容範囲なんですが、木型によってその数ミリが変わります。
この木型上でのヒール高さが 『踵がどれだけ高くなるか。』 という事になります。
対して、靴になった状態だとこのように計測します。
まずは、アウトソール 接地部の厚さを計ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/de/d405d8dd7e6f3d281806a7a8f25c63e7.jpg)
アウトソール断面の厚さは7mmなんですが、真ん中が1mmほど出ているので接地部分の厚さは
『8mm』 となります。
次はアウトソール ヒール部分の厚さを計ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ef/e1d2f64f4727e5737bbf3e148828d4a3.jpg)
6mmです。
接地部分に比べて2mm薄くなっています。
という事は 8mm(接地部) - 6mm(ヒール部) = 2mm の誤差がある事になります。
先ほどの木型上のヒール高さは 30mm だったので、誤差の2mmをプラスして 32mmが
靴としてのヒールの高さになります。
細かい事なんですが、履き心地に影響してくる部分なのでキッチリ計り、その後どこまでを “許容範囲とするか”
を見極めなければいけないんですね。
という事でこのようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/71/ab7c645c4f8bd180e354c94c8301c33b.jpg)
33mmです。 「・・・・・・・んっ!? あれ?? 32mmじゃないの??」と思いましたか?
実はこの短靴、靴のサイズが26.0cmです。
靴というのは、サイズによってヒールの高さが変わるんですね。
トンリョウの場合、モデルラスト(木型)が25.0cmなので基準になるサイズは25.0cmです。
木型上の設計でヒールの高い木型はサイズによってヒールの高さも大きく違い(女性の履く『ピンヒール』なんかは
22.0cmと25.0cmの靴では結構違いますよ。)、ヒールの低いものはそれほどの差はでません。
私の作っているワークブーツ達はだいたいこのぐらいの誤差ですね。
ちなみに雑誌だと、写真で見るところの 『43mm』 という表記をしているものが多いんですよね・・・・
これは、見た目のヒールの高さであって『踵がどのぐらい高くなるか』にはなりませんし、
『背がどれだけ高くなるか』にも該当しません。
なので、あまり目安にならないでしょうね。(笑)
ともあれ、もう少しで完成です。
色気のあるヒールにしなくちゃ!!!
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
前回、コバの粗削りまで終わったので、次はヒールの取り付けです。
ですが、その前に “ヒールの高さ決め” を紹介したいと思います。
トンリョウでは、それぞれのブーツに最適なヒールの高さを確認し、ヒールの作成をしています。
木型の設計上ではヒールの高さは30mmなんですが 『アウトソールの厚みでヒールの高さが変わるから』 なんですね。
雑誌などで紹介されているヒールの高さは “地面からアッパーの位置まで” という計測の仕方をしているものが
多いんですが、見ていると間違った計測をしているものも少なくありません。
という事で、トンリョウで行っているヒール高さの計測方法を紹介します。
まずは、木型上でのヒール高さです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/89/0018eff46e19df90fea69bf9ce4cb5b5.jpg)
靴というものは “接地位置(指の付け根あたり)” というものがあり、履いたり、歩いたりする上で違和感がなく、歩行に支障のない
高さが決まっています。
写真の位置が最適な状態です。(分かりずらいんですが・・・・)
文章で説明するのは難しいので「もっと詳しく知りたい!」という方は工房までお越しください。(笑)
ヒールの高さは先ほど書いた30mmです。(木型25.0cm)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/03/887f40b22cf73426f14889c3bf245e51.jpg)
誤差で+-数ミリは許容範囲なんですが、木型によってその数ミリが変わります。
この木型上でのヒール高さが 『踵がどれだけ高くなるか。』 という事になります。
対して、靴になった状態だとこのように計測します。
まずは、アウトソール 接地部の厚さを計ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/de/d405d8dd7e6f3d281806a7a8f25c63e7.jpg)
アウトソール断面の厚さは7mmなんですが、真ん中が1mmほど出ているので接地部分の厚さは
『8mm』 となります。
次はアウトソール ヒール部分の厚さを計ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ef/e1d2f64f4727e5737bbf3e148828d4a3.jpg)
6mmです。
接地部分に比べて2mm薄くなっています。
という事は 8mm(接地部) - 6mm(ヒール部) = 2mm の誤差がある事になります。
先ほどの木型上のヒール高さは 30mm だったので、誤差の2mmをプラスして 32mmが
靴としてのヒールの高さになります。
細かい事なんですが、履き心地に影響してくる部分なのでキッチリ計り、その後どこまでを “許容範囲とするか”
を見極めなければいけないんですね。
という事でこのようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/71/ab7c645c4f8bd180e354c94c8301c33b.jpg)
33mmです。 「・・・・・・・んっ!? あれ?? 32mmじゃないの??」と思いましたか?
実はこの短靴、靴のサイズが26.0cmです。
靴というのは、サイズによってヒールの高さが変わるんですね。
トンリョウの場合、モデルラスト(木型)が25.0cmなので基準になるサイズは25.0cmです。
木型上の設計でヒールの高い木型はサイズによってヒールの高さも大きく違い(女性の履く『ピンヒール』なんかは
22.0cmと25.0cmの靴では結構違いますよ。)、ヒールの低いものはそれほどの差はでません。
私の作っているワークブーツ達はだいたいこのぐらいの誤差ですね。
ちなみに雑誌だと、写真で見るところの 『43mm』 という表記をしているものが多いんですよね・・・・
これは、見た目のヒールの高さであって『踵がどのぐらい高くなるか』にはなりませんし、
『背がどれだけ高くなるか』にも該当しません。
なので、あまり目安にならないでしょうね。(笑)
ともあれ、もう少しで完成です。
色気のあるヒールにしなくちゃ!!!
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。