<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

音楽遍歴

2008年12月22日 |  ブログ
私には、別に音楽遍歴なるたいそうなものはないのだが、ちょっと思い出して書いてみようと思う。

幼少時に一番覚えてる歌は中尾ミエが歌った「可愛いベイビー」
こたつに乗ってダンスしながら歌っていたのを思い出す。
その辺に流行った歌謡曲と言うのは、ほとんどが洋楽のカバー曲だったように思う。
まだ、プレスリーが生きていて、ロカビリーが全盛の時代。
日本の歌謡曲がまだ、身近になる前の話。
そういう音楽に囲まれていた幼少時代。

そうこうしているうちにメディアの発達により世の中には洋楽があふれ、中でもベンチャーズや、ビートルズといったグループの音楽が日本でも頻繁に耳にすることができるようになった。

私が音楽に目覚めたのはやはり「GS」、この日本のGSブームが原点だろうと思う。

初めて買ったレコードが「ザ・モンキーズ」の「アイム・ア・ビリーバー」これは10歳の時だ。友達の誕生日のプレゼントとして買ったので、自分で聴こうとしたのではなかったが、モンキーズの演奏が大好きだった。
私が聴いたGSのレコードはたいていが姉が買ったものだ。
ジャガーズ・ゴールデンカップス・タイガース・テンプターズ流行ってるレコードはみんな姉が買ってきてくれた。
けれどその頃、少ないお小遣いをはたいて自分で買ったレコードはよく覚えている。
「ザ・キングトーンズ」の「グッドナイトベイビー」
今、思えばよくこんなレコードを小学生が買ったものだと思う。
けれど気に入って気に入って仕方なく、きっと繰り返し飽きることなく聴いていたような気がする。

自分でジュリーのレコードを買うようになったのは中学生になってからだ。
それでも、まだ、レコードといえば洋楽を買うのが普通といった時代だった。何故なら、洋楽の方が価値があると思っていたからだ。
子供ながら、もしかして私は耳が良かったのかもしれない・・・。
私にとって、レコードは宝物だった。

お小遣いをやりくりして買うものといえば、レコード以外なかった。
生活に必要なものも我慢し、お菓子を買うこともなく、レコードを買った。
ジュリーだけに限らず、好きな曲のレコードを買った。

今の若者はぜいたくだと思う、それは金銭的なものばかりでなく、ありとあらゆる多様化した音楽を聴いて育っているからだ。

もちろんジャンル分けされる意味も希薄になってきた昨今だけど、やっぱりいろんなものがあふれているよりは、少ないものをむさぼるように求めていた時代の方が断然良かったような気がする。

そんな中で見つけた音楽がジュリーだった。
ジュリーの声に魅せられていつしか導かれていった音楽の道が、今正しかったと証明されたような気がするのだ。

ソウルフルで、心にずんと響くから。

ジュリーファンであることを幸せに思うほかない。
コメント
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