「王妃の紋章」

これまたすごい映画を観ちゃったシリーズ（そんなシリーズはなかったよな～）
２００８年日本公開　中国映画　チャン・イーモウ監督　原作「雷雨」
アクションはワイヤーが大好きなチン・シウトン。

ほんとにやっちゃった感の強い映画。
とにかく絢爛豪華。
大スター集結！
しばらく中国映画観てなかったのでひさしぶりの「コン・リー」「チョウ・ユンファ」「ジェイ・チョウ」
いやいや、コン・リーは歳はとっても美しい。


ネタバレ


政略結婚と言える二人、国王と王妃、
王妃は血がつながっていない長男を愛してしまう。
それを知る王は、王妃の薬に毒を混入する。
それを知りながら飲まなければならない王妃。

要するにそんな不倫の果てに
３人の息子を巻き込み、全員死んじゃうというとてつもない変な話。
（王は生きてるけど）

王の兵と、王妃の実の息子の反乱軍が戦い
大量虐殺の上、戦いが終わるとザラザラザラと死体を片付け
その上にシルクの毛氈を敷き、重陽節の菊の花を並べ始める。
何事もなかったように重陽節の行事を始める人々。

虚しく泣く国王。
あーあ、やっちゃったね。誰か途中で止めてやれよ、と思いました。
国王役のチョウ・ユンファがとても良かったです。

あと良かったのは絢爛豪華としかいいようのない衣装。
セット。
エキストラの人々。
スケールが違う。全世界探してもここまでの映画は中国以外撮れないのでは？

北京オリンピックの開会式の総合プロデュースをしたチャン・イーモウ監督。
これはその予行演習？

とにかくストーリーははるか遠くへ追いやられたような
スケールのでかさに目を丸くするだけの映画。
ああ、役者は揃っているのに・・。