EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

THE BEST OF EMERSON LAKE&PALMER ターゲット盤

2021-12-29 14:57:09 | EL&Pのベスト盤等
THE BEST OF EMERSON LAKE&PALMER 
ターゲット盤



一応、ペラ紙ジャケット2つ折り

この西ドイツ製のターゲット盤が、
EL&Pに関して、一体、どのぐらいのタイトルが存在するのか、
未だに解っておりません。

この邦題「ベスト・オブ・EL&P」のターゲット盤が、
存在する事自体、数年前までは知りませんでしたし、
同じターゲット盤でも、配色が異なっている事も、
存在する事が解った時に初めて知ることができたように思います。



CD盤面
妙に惹かれる色です



2つ折りジャケットの裏側



プラケース裏側

加えて、ワーナーさんでは、
「展覧会の絵」と「ベスト・オブ・EL&P」の輸入ターゲット盤に、
金色のシール帯を付けて国内で流通させていたという事も、
ヤフオクで見かける事によって、初めて知る事ができたわけです。

これが、私が現時点で知っている事なのですが、
他のタイトルでも、金色シール帯盤は、存在するのかも知れないです。

この、「ベスト・オブ・EL&P」金色のシール帯盤は、
ヤフオクにも滅多に出てきませんし、現時点において、
安価で入手する事は、ちょっと難しい感じですね。

金色シール帯盤でない、
2015年に取り上げた「Picture At An Exhibition」のターゲット盤は、
最近では、ディスクユニオンさんでも、中古品を安価で見かけたりしますので、
本日、取り上げたターゲット盤よりは、入手がしやすくなっているように思います。

一方、この「THE BEST OF EMERSON LAKE&PALMER」のターゲット盤は、
今のところは「Picture At An Exhibition」のターゲット盤に比して、
あまり出回っていないようなので、たまに見かけると価格も安くないですし、
希少価値も高いと見ています。

2021年のEL&P図書室2.5号は、
本日で最後となります。

カール・パーマーが企画している、
キースとグレッグの映像を用いたコンサートに対する私見なども、
書きたいところですが、
あまり時間的な余裕もないので来年にしますね。

よいお年をお迎えくださいませ。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ベストCD LUCKY MAN  ドイツ製

2021-05-24 16:28:28 | EL&Pのベスト盤等
ベストCD LUCKY MAN ドイツ製



ジャケット


どうやら、シリーズもののベストCDのようで、
その中にEL&Pも選ばれたのでしょう。
1999年に制作されたと思われます。

このCDは既に廃盤なのですが、
どうやら希少盤という扱いになっているようですね。

大手通販サイトでも万単位の価格が付いており、
なかなか手を出せずにおりましたが、
時々、¥3,000以下で出品されたりした時は、
直ぐに無くなってしまいます。

1年ぐらい前に安価の出品を発見した時に、
間髪入れずに購入しました。

ジャケットブックレットは、
バンドのバイオグラフィーが、
ドイツ語でビッシリと記載されており、
表紙裏から始まって全26頁の厚さです。
ところどころに写真もありますね。

以前、リンク先のオムニバスCDを取り上げた時は、
このオムニバスCDのCD盤を黒くしている理由について、
抜き書きをしていましたが、
こちらの方はゴールドCD。



CD盤面

ゴールドCDについて、
ちょっとだけ検索してみましたが、
アルミニウムよりは腐食に対する耐性に優れているというだけで、
音質上の違い等はないとの事。
ただ、調べを重ねれば異なった見解も出てくるかも知れません。

製造物に関して、どのような価値を見いだすかも、人それぞれでしょうから、
ZOUNDSというレーベルで、このシリーズを永久保存盤的な扱いとして企画したのであれば、腐食に対する耐性という事では意味があるものと言えます。

それはそれとして、
このレーベルが、リンク先の「ROCK TIMES」同様、
マスターソースからのリマスタリングを行っているからかも知れませんが、
音がすこぶる良いと感じました。

「ラッキー・マン」から始まるのですが、
時々、オムニバスCDやベストCDで聴いている同曲とは、
段違いの響きがあり、嬉しい衝撃でしたね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

THE BEST OF EMERSON,LAKE&PALMER 1994年 ヴィクトリー盤

2021-02-20 18:58:57 | EL&Pのベスト盤等
THE BEST OF EMERSON,LAKE&PALMER 
1994年 ヴィクトリー盤

ここのところ、勤務先の業務と、
帰宅してからのアレコレが忙しかったので、
昨夜は、本日、取り上げるネタも決めないまま、
眠りにつきました。

朝になって、あわてて、
まだ、取り上げていないプラケースCDを、
3枚ほど車に積んできました。

第一候補にしていた、
比較的最近リリースされたライヴCDの観察日記を
書こうと思いまして、
透明ビニールの粘着部を剥がして取り出したら、
未開封の中古品でした。

未開封の中古品という事で、
求めたのだと思いますが、
手に入れてから時間が経過すると、
その事自体を忘却しています。

このCD、さすがに、開封して聴きもせずに、
取り上げるのはどうかなと思いまして、
タイトルのCDに変更しました。


ジャケットは2つ折りペラ紙

米国盤ですね。

中古品で購入したのですが、
シュリンクに貼られていたと思われるシールが、
切り取られて、プラケース内に入っておりました。



以前にも述べましたが、
輸入盤中古CDに、
これが付いていると、
未開封品の次ぐらいのお得感があります。

このシール、
結果として、
色はジャケットの色に少し合わせようとしたように、
見えない事もないですが、
紙の質はあまり良くない感じですね。

収録曲に関しては、
国内盤も米国盤も同じようですし、
ジャケットのデザインも、
リリース国独自の記載部分を除いては、
特に変わりはないようです。

外回りの社用を済ませながら、
聴いてみたのですが、
CD1枚組でEL&Pの全容が解るわけもないのは、
いちいち言うまでもない事なので、
EL&P初心者が手に取った場合を、
考えてみました。

グレッグ主体の楽曲が多く感じられる中、
「タルカス」も入っていますから、
プログレを聴いた事のない方への導入としては、
悪くない感じどころか、

「意外と良いかも!」

と思ってしまいましたね。

今、ふと思い出したのですが、
親しい地元の知人は、
私の好きなEL&Pがどんなものか聴いてみようと思って、
90年代にこのCDを購入したとの事でした。

感想を聞く機会を逃していますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ベストCD Ultimate Collection いったん総括

2020-09-25 17:19:32 | EL&Pのベスト盤等
ベストCD Ultimate Collection いったん総括



ジャケット表面とDISC1盤面

はじめに、
前々日のレポートに間違いがありましたので、
お詫びいたします。

一昨日、

「海外盤ベストCDにおける、
これまでにない試みとしては、
アルバム「In the Hot Seat」までの楽曲を、
しっかりと網羅したという事ですね。」

と綴りましたが、

数年前にBMGからリリースされた3枚組CD
「ANTHOLOGY (1970-1998)」にも、
「Black Moon」から3曲(うちライヴヴァージョンが1曲)、
「In the Hot Seat」から1曲が、
収録されているようでした。

調べが足りずにごめんなさい。

正直、この3CDに関しては、
「またか!」という感じもあったのと、
「WORKS LIVE」のタイトルを無視して、
他のタイトルに音源をくっつける等、
BMGの仕事ぶりが気に入らなかったので、
所持していなかったのです。(汗)

話を「Ultimate Collection」に戻しますが、 
この輸入盤ベスト3枚組CDで、
これまでになく画期的だったのは、
アナログ盤ELP四部作のA面である「ピアノ協奏曲 第1番」を、
A面まるごと収録した事に尽きると思います。

これまでのベストCDにおいても、
「第3楽章のみ」の収録とかはありましたけど、
輸入盤においては初めてではないかと思われます。

国内盤においては、
追悼の意味を込めて急遽作成したと考えられる、
6枚組ベストCD、
「ジ・エヴァーラスティング~ベスト・オブ・ELP~」においても、
DISC3の中に「ピアノ協奏曲 第1番」は、まるごと収録されているようです。

ちなみに、この6枚組のベストCD、
購入はしてみたものの、
1年の間にキースとグレッグが他界した事実を、
しっかりと受けとめて欲しいという感じが伝わってきて、
未だ開封する気になれません。

( 私が個人的にそう感じているだけなのですが。)

解説も全く入っていないとの事なので、
開封を急ぐ必要もないわけですが、
DISC3の収録曲を見るとインスト曲でまとめられていて、
収録の仕方にはコダワリが感じられますね。
追悼の気持ちを収録の仕方で表現していたとも言えます。

「Ultimate Collection」は、
価格からすると3CDとしては、
お買い得感が少しはあるわけですが、
「展覧会の絵」の音源が示すように、
70年代のEL&Pの活躍を懐かしんで購入した場合、

「自分の知っている展覧会の絵とは違うような?」

という感じにはなるでしょう。

聴いたことのないヴァージョンであると、
すぐに判断できれば、得をした気分になるかも知れませんが、
熱くてエネルギッシュな演奏を懐かしんで求めたのであれば、
アルバムCDを購入してもらうしかないです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ベストCD Ultimate Collection 続き

2020-09-24 11:22:39 | EL&Pのベスト盤等
ベストCD Ultimate Collection 続き




3面開きの2面はこんな感じ

昨日のレポートは、
DISC1を聴き終わった時点で、
記載を見ながら綴ったものでした。

本日のレポートは、
DISC2からDISC3の途中までを聴いた時点での感想になります。

いつもなら時間を空けて、
「その2」とかいうタイトルをつけて、
綴ったりするのですが、

「なるほど。音を聴いてみないと、実態は解らないものだな。」

という発見もありましたので、「続き」としました。

昨日、「ほぼ、アルバムリリース順の収録」と書きました。

「ほぼ」というのは、
厳密にはそうでないところもあると言えるのですが、
いつも細かい事は気にしないような、
EL&PのベストCDという事を考えれば、
「ほぼ」で充分だと思っていました。

アルバム「タルカス」収録曲の、
「The Only Way 」が入っているのですが、
アルバム「タルカス」中では、
ヴォーカルが終わると間髪入れずにピアノソロの次の曲が開始されるのですが、
このベストCDでは、次の曲は収録していないので、
ヴォーカル終了後、ピアノの3音ぐらいで、強制終了みたいな感じになります。
(これもどうかとは思いますが表記の通りではあります。)

その次に、

「Nutrocker」
「Pictures At An Exhibition (Live)」

となっているのですが、
この「Pictures At An Exhibition (Live)」は、

なんと、「ELP IN CONCERT」からの音源を収録していると思われます。

ほぼ、アルバムリリース順の収録とは言ったものの、
楽曲タイトルだけは、アルバムリリース順であっても、
音源は、時系列順でないという事になります。

その後、
「WORKS Volume 1」収録曲の途中で、
「I Believe in Father Christmas」が収録されて、
DISC2が終了します。

これが、「ほぼ」と言った理由の1つでもあるのですが、
収録時間の都合で、挟み込んだとも言えるので、
大して気にしておりませんでした。

ところが、
「I Believe in Father Christmas」は、
「WORKS Volume 2」に収録されていたヴァージョンでした。

「Honky Tonk Train Blues」は、
「WORKS Volume 2」の収録曲の扱いが為されているような順番の収録なので、
「I Believe in Father Christmas」のこのヴァージョンの挟み込みには、
ちょっと違和感がありますね。

「Honky Tonk Train Blues」が終わると、
「Peter Gunn (Live)」が始まります。

昨日は、
これが、「LOVE BEACH」に収録されていた2つの楽曲の前に来ているのは、
「LOVE BEACH」リリース以前に演奏された曲という認識によるのだろうと捉え、
「まぁ、極端な間違いとも言い切れない」と思っていたのですが、
同じ「ELP IN CONCERT」に収録された「Pictures At An Exhibition (Live)」に関しては、上述のように、アルバムリリースの時系列を無視した収録になっています。

以上の事から、

「ほぼ、アルバムリリース順を重視」である部分と、
「場合によっては演奏年代順である部分」と、
「収録時間の都合」を加えて、
混成したベストCDと言えるかと思います。

ちなみに、「悪の教典#9」の、
「1st Impression, Part 1」   
「1st Impression, Part 2」
は、「BRAIN SALAD SURGERY」のCMRCD201盤をベースにしている感じなのですが、
ビクターエンタテイメントさんの
「タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP」に収録された音ほど特徴が際立っていないので、
オリジナルに近い感じもしました。

以上。

EL&Pを愛し続けて参りましょう。

ベストCD Ultimate Collection

2020-09-23 10:18:22 | EL&Pのベスト盤等
ベストCD Ultimate Collection

リリース前から予約していたベストCDが届きました。

届くのは発売予定日よりやや遅れたのですが、
ベストCDですし、メンバー2人が他界していますので、
アーティスト側の都合で延期になる事もないでしょうから、
何らかの作業に微妙な遅れが生じたという事なのでしょう。

昨年あたりに、1枚組のベストCDがBMGよりリリースされていました。

「EL&PのベストCDで1枚組」というのは、
制作する側のやる気の無さの象徴とも言えますが、
「定番の曲以外に何の曲を入れ込むのか」というところだけは、
関心の対象となりますね。

今回は、3枚組という事でしたので、
長尺曲を含めた代表曲を網羅するパターンである事は、
長い事EL&Pファンを続けている人は、
あえて想像すらしないでしょう。



3面開きを2面開きにした状態
デジパックではなく、
インナースリーヴもなくジャケットスリーヴ
ちなみに3面開くとほとんど真っ黒3面

ほぼ、アルバムリリース順に、
楽曲が収録されていますが、
変化を付けるために、
それぞれのアルバムの中に収録された順番を、
意図的に無視したような曲順になっています。

DISC1に収録されている、
ファーストアルバムの楽曲であれば、

1. Knife-edge
2. Lucky Man
3. The Barbarian
4. Take A Pebble

という順番になっています。

大胆とも言える試みとしては、
DISC2に「悪の教典#9」が収録されているのですが、

曲順は、

1st Impression, Part 1   
1st Impression, Part 2   
2nd Impression

となっていて、
「Karn Evil# 9」の中での、
順番の入替はさすがに行われてはいないものの、
「3nd Impression」は収録されておりません。

これはちょっとした驚きですね。

「1st Impression, Part 2」のみ収録するというのは、
これまでのベストCDでもよくある事ですし、
ファンとしては「1st Impression, Part 1」が収録されない事で、
「2nd Impression」や「3nd Impression」の収録は、
あるわけもないと認識するわけです。

あと、
海外盤ベストCDにおける、
これまでにない試みとしては、
アルバム「In The Hot Seat」までの楽曲を、
しっかりと網羅したという事ですね。

「Black Moon」から3曲、
「In The Hot Seat」から2曲、
収録されています。

収録曲の選択がベストであるかは、
何とも言いかねますが、
作品リリースの時系列順ベストとしては、
丁寧なモノを制作したという事になるかと思います。

70年代の華々しい時だけではなく、
栄枯盛衰を全て詰めこんだとも言えますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ベストアルバム「LUCKY MAN AND OTHER HITS」カセット

2020-02-10 10:33:50 | EL&Pのベスト盤等
ベストアルバム「LUCKY MAN AND OTHER HITS」カセット


本日、取り上げるのは、カセットテープです。



インデックス表側


同じタイトルのCDもあるようですが、
ひょっとしたら、CDの方は、カセットテープより、
収録されている曲の数が多いかも知れません。

説明を読むと米国製なのですが、
1997年に、ライノレコードの関連会社で、
「Flashback Records」というところで、
リリースした品物のようですね。

ジャケット(インデックス)も、
ELPマークを中央に配しているし、
ELPのベストものとして、
お決まりのパターンかと思いきや、
収録曲の構成が意外だったりします。

カセットテープへの収録曲は、
以下の通り、

SIDE ONE

1.ラッキー・マン
2.セ・ラ・ヴィー
3.ペーパー・ブラッド
4.スティル・ユー・ターン・ミー・オン
5.フロム・ザ・ビギニング

SIDE TWO

1.悪の教典#9第1印象 パート1&パート2
2.庶民のファンファーレ アルバムヴァージョン



インデックスの裏側



特徴としては、

1.アルバム「ブラック・ムーン」からの曲も収録している。

このアルバム自体が、売れなかった事もあり、
それに伴って、他国で企画されるベストアルバムでは、
「ブラック・ムーン」からの曲は選ばれない事が多いように感じています。

2.「悪の教典の第1印象」をパート1から収録している。

レコードからCDになって、2枚組以上のベストアルバムを制作する場合、
悪の教典もパート1から収録している事が多くなりましたが、
90年代以降のコンサートでは「パート1」は演奏されていませんでした。

私は、時間の都合もあってか、
「パート1」が軽視されていると思っていたのですが、
ダブルカセットのセットでもないのに、
パート1とパート2を続けて収録するのは画期的な選曲とも言えます。

3.庶民のファンファーレのフルヴァージョンを収録している。



カセットテープ本体


2枚組CDやダブルカセットでもないのに、
アルバム収録ヴァージョンを収録するのは、
あまり多くないパターンのように映ります。

EL&Pの全てを網羅しているものではないですが、
企画としては妙味のあるベストアルバムになっていると感じました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP 雑感 その2

2019-12-17 16:18:04 | EL&Pのベスト盤等
タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP  雑感 その2
 
 

画像 プラケース裏側
 
 
このベストアルバムはプラケースCDの2枚組である事は、
先般述べましたが、
ジャケットがブックレット仕様になっています。
 
このジャケットブックレットには、
EL&Pのメンバーの顔写真が、
全く登場していないのも、
特徴の1つですね。
 
このような特徴も、
メンバーの顔写真なども、
検索すれば幾らでも解る時代なので、
簡略化の1つかと思われます。
 
さらに注目すべき特徴として、
帯にも解説にも記されてはいないのですが、
収録されている「悪の教典#9」の音源が、
2002年に英castleよりリリースされたCMRCD201盤
をベースにしている事が、
第一印象パートⅡの間奏のキーボードソロのところで、
解りました。
 
Rhino Recordsで、
「プログレッシヴロックでは、初めて」と呼ばれている、
頭脳改革のDVDAudioを制作したのですが、
その時の音源を元にして、
制作したCDであるようだと2016年1月30日のブログで述べました。
 
その際に、CMRCD201盤の特徴として、
グレッグのヴォーカルが前面に出ている事を書きましたが、
特に「聖地エルサレム」においては、
前面に出ているキースのキーボードソロの音が、
奥に引っ込んだ感じになっている展開があるわけです。
 
但し、このベストアルバムの、
「聖地エルサレム」は、
CMRCD201盤の音源を使っていない、
EL&Pファンが馴染んでいる音になっていたので、
「悪の教典#9」の音源だけを、
CMRCD201盤の音源をベースにしたものにしたようです。
 
そのため、
今にいたるまで、
飽きるほど「悪の教典#9」を聴いているEL&Pファンが、
 
「あれ?何か違う!」
 
と直ちに反応してしまうヴァージョンなのですが、
アナログ時代に「悪の教典#9」を聴いており、
当時を懐かしんで、このベストCDを購入した人達は、
当時より、「音が良い」とか「当時、聞こえなかった音が聞こえる」等、
の感想を持ってしまうのだと思われます。
 
ビクターエンタテイメントさんとしては、
CMRCD201盤の音をベースにした方が、
久々に聴く人達にとってインパクトがあるだろうと考えて、
選択したのでしょうね。
 
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP 雑感

2019-11-04 16:26:06 | EL&Pのベスト盤等
タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP 雑感


画像 帯とジャケット

ビクターエンタテイメントさんの独自の編集によるEL&Pのベストです。

つまり、国内盤オンリーなわけです。

帯のタイトルは、

「タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP」

となっているのですが、

ジャケットのタイトルには、
「TARKUS」の文字は入っていないという珍しい仕様です。

このCDは、確か、大河ドラマ「平清盛」が放映される頃に、リリースされていたと思います。

このベスト盤は2枚組なのですが、

大抵のプログレファンは、
EL&Pに関しては、

「EL&Pの1枚組のベストアルバムは、メーカーのやる気のない仕事の象徴!」

と思っているかも知れませんので、
その点では、良い仕事をしていると思います。

また、
私みたいに現在進行形で、
朝昼夜とEL&Pが頭の中を駆けめぐっているファンはともかくとして、

「懐かしのEL&P」

という認識の音楽ファンには、
うってつけのベストアルバムと言えるのかも知れないですね。

と書いてから、amazonのレビューを覗いてみると、

本当に「懐かしのEL&P」と思って購入されている方のレビューの方が、
幾つか載っていましたわ。

その方々の購入が、
ビクターエンタテイメントさんが意図していた購買層であれば、
「してやったり」という感じでしょうね。

改めて収録曲を見ると、
なるほど、「EL&Pを懐かしむ」方には、
CD2枚組であれば、十分に事足りると思いました。

大抵の熱心なファンからすれば、
EL&P四部作の曲も、
「海賊」と「庶民のファンファーレ」のシングルヴァージョンが入っているとは言え、
アナログ盤時代の、
ELP四部作のA面、B面は、
かけがえのない素晴らしい楽曲群です。
できれば、ベストアルバムを制作する際に、
A面やB面からも、1曲ずつ欲しいところですが、
時間の関係で無理なのでしょう。

一方、
「展覧会の絵」や「ナットロッカー」を懐かしむ音楽ファンにとっては、
その時のEL&Pの楽曲が、EL&Pの全てという事になるわけで、
欲求を満たすベストアルバムに違いありません。

また、
本ブログでは、音質に関しては、書き手が熱心に追求していなわけですが、
このベストアルバムに関しては、
音の良さを評価しているレビューもありました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年11月4日 yaplog!
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ベストCD COME AND SEE THE SHOW

2019-08-05 17:26:21 | EL&Pのベスト盤等
ベストCD COME AND SEE THE SHOW

2008年にSHOUT! FACTORYからリリースされた、
1枚組のベストCDです。


画像① ブックレットジャケット
写真はEL&Pの熱心なファンであれば、
お馴染みのモノものだけを掲載



画像② プラケース裏側

収録曲と曲順に、
ちょっとした特徴があります。

1 Karn Evil 9: 1st Impression, Pt. 2
2 Lucky Man
3 From The Beginning
4 Knife Edge
5 Hoedown
6 Jerusalem
7 C'est la Vie
8 Still...You Turn Me On
9 Tank
10 Fanfare For The Common Man
11 Toccata (Live)
12 Peter Gunn (Live)
13 Nut Rocker (Live)
14 I Believe in Father Christmas

スタジオテイクの悪の教典#9第一印象パートⅡから始まるベストというのは、
けっこう新鮮な響きがありますね。

珍しいところでは、
スタジオテイクの「タンク」が収録されているところ。
これはベストCDにおいては、
あまりないかと思います。

1枚組のベストアルバムで、
EL&Pの特徴が網羅できるわけもないので、
どちらかというと、
EL&P時代のグレッグの覚えやすいメロディーの楽曲に、
短めのインストナンバーをプラスしたという感じを受けます。


画像③ 中古品ですが、シュリンク上のステッカーも、
切り取って収納してありました


EL&Pの1枚組のベストは、
EL&P関連収集マニア向けと受けとめるべきでしょうね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年8月5日 yaplog!
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THE ANTHOLOGY アナログBOX 受け取る

2019-06-12 17:02:26 | EL&Pのベスト盤等
THE ANTHOLOGY アナログBOX 受け取る

おそろしく仕事が立て込んでしまいまして、
新記事を綴る時間がありませんでした。

6月7日の夕方、佐川急便から電話が入りました。

「ご自宅の住所ですが、
町名以外の住所と番地が記載されていない荷物が届いていますが、
どちらにお住まいでしょうか?」

携帯電話の番号が印字されていたので、
それを見てかけてきたわけですが、
発送人の名前は、
聞いたこともないところでした。

英amazonに直接注文していたのですが、
おそらく、英amazonから日本に発送する品物を、
一括して荷受けする会社だと思われます。

受け取ってよく見ると、
番地まで入った住所も、
きちんと記載されているシールも貼られていたのですが、
荷受けした会社が発送人になっている、
新たな住所シールも貼られており、
そのシールには配達先の自治体名と私の名前だけが記載されていたのでした。

佐川マンは、そのシールだけを見て、
電話してきたと思うので、
荷受けした会社は、正確さを欠いた情報を佐川に提供し、
それが配達先シールに印字されたのでしょう。

届いた段ボールを開封すると、
海外から購入したEL&P関連の品物の中では、
梱包の悪さはダントツでした。

このような長四角形状の薄目の段ボールに、
プチプチ梱包等は全くない状態で、
中央部にボックスが入っており、
その脇に紙を無造作にグシャグシャにしたものを、
クッション材として詰めこんでいました。



紙をクッション材にする方法は、
国内からの発送でも見かけますが、
段ボールの体積に比して紙の量がとても少ない感じでした。

この大雑把な梱包状態で、
ボックスの角がつぶれたりしていなかったのは、
運が良かったと言うべきか。



このボックスの仕様ですが、
4枚組に12頁のブックレットが入っており、
向かって右側にインサート部が設けてあります。



あまり厚みがないという事もあり、
立てようとすると倒れます。

以上。

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ベスト・オブ・EL&P シール帯盤

2018-09-24 08:40:59 | EL&Pのベスト盤等
ベスト・オブ・EL&P シール帯盤

EL&Pのシール帯盤CDというのは、
これまで取り上げた

「展覧会の絵」
「恐怖の頭脳改革」

がありますが、

もうひとつのシール帯盤CDとして、
この「ベスト・オブ・EL&P」が、
リリースされていたようです。



このシール帯の下地の色は、
EL&Pに関しては、
それぞれ異なっていたわけですが、
この「ベスト・オブ・EL&P」は、
写真のように、
下地の色が、「白」になっています。

下地の色が「白」で、
タイトル文字等が、
「黒」という、
WORKSシリーズのジャケットのような、
とてもシンプルな構成です。

これと比較してみると、
シール帯というのも、
「展覧会の絵」や「恐怖の頭脳改革」の場合、
なんとなく付けているというものではなく、
ジャケットに合うような下地の色を選んでいたのであろうと、
推定されます。

この「ベスト・オブ・EL&P」のジャケットに相応しい、
シール帯の下地の色は、いくつかの色が考えられると思いますが、
「白」も、そのうちの一つなのかも知れないですね。

これに加えて、
シール帯盤には、
「ゴールドシール帯」CDが存在しているのを、
何年か前に知る事ができました。

ドイツのターゲット盤を使用して、
帯の下地を「ゴールド」にしたシール帯ですね。

「ゴールドシール帯」は普通のシール帯に比べて、
作られた個数は、かなり少ないものと思われます。

オークションで時々見かけますが、
安い価格で出品されていたのは、
見たことがないですし、
私みたいに安ければ欲しいEL&Pファンは、
いるわけなので、
開始価格が安い時は数名で競争になります。

解説用紙の内容は、
アナログ盤がリリースされた時のものを、
そのまま引用しています。

以上。

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ATLANTIC YEARS プロモ盤

2018-08-29 13:24:25 | EL&Pのベスト盤等
ATLANTIC YEARS プロモ盤


ペラ紙1枚のジャケット

「アトランティック・イヤーズ」は、
EL&Pがアトランティックで最後にリリースしたCDと思われます。

CDが主流になってから制作された、
初めてのベストCDであり、
初めての2枚組ベストでもありました。

それまでのEL&Pのベストアルバムとしては、
アナログ盤主流時代の、
「ベスト・オブ・EL&P」
というのが1枚だけあり、
CD黎明期にCD化もされました。

このブログでも、
「ベスト・オブ・EL&P」の輸入盤CDを、
2回ほど取り上げていますし、
国内盤もリリースされていました。

アナログ盤、CD盤ともに、
長尺曲のない1枚組でありましたので、
このベストアルバムに満足していたEL&Pファンは、
ほぼ、いなかったであろうと思います。

長尺曲が一つも収録されていないのに、
「ベスト・オブ・EL&P」というタイトルが付いているのも、
人気凋落のEL&Pの扱いが、ぞんざいになったのだと、
受けとめていました。

そのようなベストアルバムの過去を持ちながら、
「組曲タルカス」や「悪の教典#9」を収録した、
2枚組ベストが満を持して登場したわけです。
全曲集とは違うので、おおよそのEL&Pファンが、
納得できるベストCDであったと思います。

EL&Pが新しいスタジオアルバムである、
ブラック・ムーンのリリースを決定したので、
アトランティク側では、
売る気があったかどうかは別として、
ベスト2枚組を制作し、
一つの区切りとして、プロモ盤も制作したのかも知れませんね。


プラケース裏側

このプロモ盤
プラケース裏側に表記されている収録曲を見ると、
ヴォーカルメインの曲だけ数曲選んでいますので、
これだけ見ると、
「ベスト・オブ・EL&P」と、
あまり代わり映えのしない感じがするわけです。

以上。

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ベスト2枚組CD ESSENTIAL その2

2018-06-06 10:48:17 | EL&Pのベスト盤等
ベスト2枚組CD ESSENTIAL その2


DISC2 盤面

プラケースCDの場合、
ペラ紙ジャケットや、ブックレットジャケットが、
蓋の裏側に挟み込まれているのは、
数枚のプラケースCDを所持されている方であれば、
誰もが知っているところです。

そのジャケットを挟み込むのは、
おおよその場合、
プラケースの蓋にあたる部分の上下に、
楕円形の押さえ部が付いており、
そこに挟み込むわけです。

その押さえ部は、
上に2箇所、
下に2箇所ついている、
プラケースが多いのですが、

手の込んだプラケースになると、
上に3箇所、
下に3箇所ついています。

この部分の作りは、
あまり強固ではないらしく、
通販サイトで購入した輸入盤プラケースCDの場合、
この押さえ部が破損している事があったりします。

いずれにしましても、
上下にそれぞれ付いているものだと、
認識していると思います。

ところが、
このプラケースの蓋の裏側の押さえ部は、
上下ではなく、
左右についていましたね。
このプラケースは、
CD保護のケースに過ぎないけれども、
通常とは異なったモノを作ってみようと
試みたのでしょうね。



以上。

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ベスト2枚組CD ESSENTIAL

2018-04-27 11:22:17 | EL&Pのベスト盤等
ベスト2枚組CD ESSENTIAL

SONY時代に制作された2枚組のベストCDです。

国内仕様盤も出ているようですが、
帯だけ付いている国内仕様盤みたいな感じなので、
そちらの方は今のところあまり関心がありません。

中古品を求めたのですが、
角丸仕様のプラケースに入っていました。


ペラ紙三つ折りジャケット


DISC1


見開いた状態の上部

何年か前に購入した、
アトミック・ルースターのDVDのパッケージも確か角丸でした。

メーカーさんが、
2枚組のプラケースCDのケースを薄目にするようになってから、
何種類かの収納のギミックが出来てきています。

2枚目のCDの盤面を見ようとして、
プラケースをいじっているのですが、
2枚目のCDを組み込んでいるところに、
なかなか行き着きません。

「ひょっとして私が未体験な仕様になっているのでは?」

と思い、
DISC ONEを取りあえず取り出したら、
DISC TWOの盤面が出現しました。

ようやく解りました。

これは、
CDを2枚重ねて、
セットしてある仕様だったのです。

真ん中の隆起しているCDを止める部分が、
通常のCDケースのそれより高さがあるのでしょう。

SONY盤は、
フロム・ザ・ビギニング・ボックスで、
収納CDを少しずつずらしてセットするようになっており、
それだけでも、驚いていたわけですが、
まさか、
2枚重ねてセットする事になっているとは、
全くの想定外でした。

以上。

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