ブラック・ムーンのピクチャーレコード
EL&Pのレコードジャケットのデザインというのは、
同系色の色で描いている場合や、
バンド名とタイトルだけのシンプルなものだったりしているので、
その中で「タルカス」と「ブラック・ムーン」というのは、
とれもカラフルなのが特徴ではないかと思っています。
その「ブラック・ムーン」のピクチャーレコードの、
発売予定が決まった時期に、
ネット上のサンプル画像を見たのですが、
もし、サンプル画像の通りであるならば、
かなり画期的なピクチャーレコードをデザインしたと思いましたね。
と同時に、これは入手して観察したいものであると思いまして、
割と早い時期に予約をしました。
このような状態で受け取りました。
未開封時盤面
ピクチャーレコード盤とスリーヴジャケットの絵柄は、
一つの絵柄になるように制作されているので、
ずれていると、オリジナルジャケットとの違いが解りにくいですね。
それでも、
バンド名とタイトル名を、
レコード盤の中央付近に配置した事は、
見た目で解ります。
オリジナルジャケットの絵柄は、
バンド名とタイトル名は、
回転木馬の上に配置されて背景は空色でしたが、
ピクチャーレコード盤においては、
バンド名もタイトル名も、
回転木馬の上部にしっかり被せたようになりました。
これによって、
空色の面積が増えたような印象を見る者に与えますね。
シュリンクを開封して入れ直しをし、
アルバムリリース時のアナログ盤のジャケットと並べてみた
ピクチャーレコードに関しては、
四角いジャケットのオリジナルの絵柄を、
如何に丸い盤に収めるかが、
制作者の課題なのでしょうが、
「タルカス」などは、
オリジナルジャケットにバンド名が入っていないので、
ピクチャーレコードにもバンド名が入っていないわけです。
一方、「ブラック・ムーン」は、
絵柄の一部を丸く切り取るとした場合、
バンド名やタイトル名の両端が切れて、
中途半端に収まるような感じになりそうです。
そこで、
バンド名とタイトル名を、
絵柄の上に被せるような配置になったのだと思いますが、
オリジナルの大きさのバンド名だと、
レコード盤の中央付近に持ってきた際に、
やや縮小しないと収まらないようです。
また、
縮小する事で、
絵柄の邪魔を最低限にとどめる事にはなりました。
オリジナル盤ジャケットを下にして、
重ねてみた状態
ピクチャー盤では、
MOONの顔が見えなくなった
このブログでは、
メンバーの絵柄の髪の部分に被さっているケースと、
そうでないケースを取り上げていますが、
それが全く問題にならないほど大胆な、
バンド名とタイトル名の配置と大きさの変更と言えますね。
年内の更新はこれで最後の予定です。
本年もEL&P図書室3号を覗いてくださり、
本当にありがとうございました。
グレッグの翻訳自伝の発売は、
来年の3月に延びたようです。
翻訳者の健康上の理由でなければ良いのですが、
度重なる発売予定の変更は、
そのような事態もついつい考えてしまいますね。
以上。
EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。
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