EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック 音楽之友社 1999年

2014-01-17 13:38:28 | プログレ系専門誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック
音楽之友社 1999年



画像 表紙 
実は会社の机の引き出しの中に
長いこと眠っておりました


私はこの種のプログレ系のアルバムを多く取り上げた書籍(雑誌)は、
あまり積極的に買っているわけではないのですが、
書店で見つける事ができた時は、時々、購入します。

購入の目安としては、
当然、エマーソン、レイク&パーマーのアルバムが取り上げられているか、
そして、そのレビューはEL&Pのアルバムに対して好意的なものかどうかという観点から考えるという、とても単純なものです。
(今さら言うまでもない事であるが、一応)

本書の購入に関しては、
あの、「スリー・フェイツ・プロジェクト」のカラージャケットが掲載された地元の新聞を私にくださった方が、
「書店でプログレの雑誌が売っていたよ。イーエルピー(ELP)も載っていた。」
と教えてくれたのがきっかけですね。

珍しい特徴としては、
グレッグ・レイクの旧友であるロバート・フィリップのインタビューが、
掲載されている事が挙げられます。
読み返していないのですが、読んだ時の記憶によると、
ロバート・フィリップはプログレ系の企画本のインタビューには応じない方針をとっているようです。
その理由としては、自分のコメントが載る事で、その企画本を推奨していると受け止められたくもないし、権威付けに利用されるのを回避したいという考えからですね。
しかし、結果として、本書のインタビューに巻き込まれてしまっています。

EL&Pに関して語っているわけではないですが、とても、興味深いインタビューですね。

EL&PはELP四部作リリース以降、このようなプログレ誌において、
好意的な扱いをされた試しがないように私は感じていましたし、
アルバムも1点か2点取り上げられれば、載っているだけマシであるという考えで受け止めていたと思います。

本書の関しては、
EL&Pへの評価はともかくとして、
プログレ史の一翼を担ったバンドとして位置づけし、
冒頭の「プログレ的超名盤66選」の中に、
EL&Pのファーストアルバムを含めています。

また、「バイオ&アルバムガイド イギリス編」の中においては、
EL&Pというバンドの説明に見開き2頁を割き、
次の見開き頁で、アルバム9枚を取り上げて、それぞれ解説していますね。
これにナイスの少年易老学何成をプラスして計10枚。

この点は、EL&Pファンにとって、好感触といえるものがありました。

また、本誌の内容とは直接関係ありませんが、
表紙裏には、ビクターエンタテイメントの、
EL&Pのアルバムのみに関するカラー広告が掲載されています。

アルバム解説にエネルギーを投下していて、ヴィジュアル的なカラー頁が全くない書物なので、
カラー広告ではあっても、これが意外に新鮮だったりしますね。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2014年1月17日 yaplog!
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